子どもが店内であんなことやこんなことを!どうすれば……?

――子どもが店内をうろちょろするのを防ぐにはどうすればいいですか?

石谷「店内でお子さんがうろちょろするのをするのは、お子さんの興味があちこちに移るからです。お子さんが飽きないように、お子さんにとって面白くて夢中になる活動を与えましょう。

お子さんの年齢にもよりますが、字の読めるお子さんなら買い物メモを読み上げてもらう、それより小さいお子さんならカートに乗せて食品の名前を覚える。お母さんが買うものを読み上げてそれがあったら教えてもらう。足し算のできるお子さんなら買い物の合計金額を計算してもらうなどです」

――子どもにお菓子や不要なものをしつこくねだられる!どうすればいいですか?

石谷「買い物に来る前に決めたものなら買ってあげてもいいのですが、そうでなければ絶対に買ってあげてはいけません。

『今日はおやつを1人1個買っていいよ!』と言ったら『1個』だけ。ここで2個、3個買ってしまうと、間違った褒美を与えることになるため、やってはいけません。

駄々をこねてぐずってしまった場合は、問題が起きたときの対処をします。静かな落ち着いた声で、『約束を守れなかったので、これで帰ります。』とビシッ!と。

ちなみに、私はいつも思うのですが、指示に従わなかったときの罰や制裁はあっても、指示に従ったときに言葉の褒美がなかったり、スキンシップが少なかったりするママが多いと感じています。

うまくいかなかったとき以上に、うまくいったときに褒めることを重視してほしいと思います。お子さんはママに褒められるのが一番うれしいからです」

――レジの行列や支払いを子どもが待てない!どうすればいいですか?

石谷「レジ前に行列ができていると子連れでなくてもゲンナリしますよね。

お会計はスマートにしたほうがストレスフリーになります。電子マネーやカード決済などのキャッシュレス決済はいかがでしょう?ただ、カードだとついつい使いすぎてしまうので、月間予算を定めましょう。

また、どんなときも、うまくできたときは子どもを褒める。『○○ちゃんが並んでくれたからすぐに終わったね~』とか。

ネットスーパーやカタログ戸配サービスなどの利用もおすすめ。今は家に居ながら何でも買える時代です」

いかがでしたか?

子連れ買い物は、しっかりと事前にルールを決めておき、約束が守れたらちゃんと褒美をあげること。これで子どもも買い物が楽しくなることでしょう。

時代の波に乗り、ママも最先端の決済手段を準備するなどして子連れ買い物に臨み、ストレスフリーの買い物にしてみては?

【取材協力】石谷二美枝さん コーチングプラス代表取締役
元幼稚園教諭・元幼児教室講師、2児を育て上げ、孫も誕生したグランマ子育てコーチ。
現在は、メンタルコーチとして、研修講師・講演家としても活動。(ブログ