Jin-Machine(中央・featuring16)

――活動できるフィールドも広がりますよね。

ぶう:結局ウチやJin-Machineがそのカードで戦えるようになっちゃってる時に、スタイリッシュなことだけやってる人たち大丈夫?って言えるくらいまでなりたいですよ。

閣下:そこは結構ハードル高いですよ(苦笑)。

ぶう:閣下なんて細いしねえ。吉井和哉に似てるし…。イケますよ!

――えんそくもJin-Machineも、この2年でO-EASTだったり、大きい会場でのワンマン経験も重ねてきてるわけじゃないですか。

閣下:そうなんですけど~、経験にはなったと思うんですけど~、だからこそ納得しているわけではないし、変な人界隈を盛り上げて、その土台を作っていきたいというのは変わらないし、それをそろそろ一般の人、お父さんお母さんにもわかるような形で見せられたら…いいなって。

――NHKの「センバク!」なんてまさにそんな感じで(記事『仙台貨物、Jin-Machine、えんそくが復興ソングを熱唱! 「センバク!」レポ』参照)

ぶう:あれは本当に仙台貨物さんにおんぶにだっこで知名度を広げさせてもらったようなものだから。

閣下:半ばバーターといっても過言ではないですよね。

ぶう:でもボクらが真っ先に食らいついていくべき先輩は仙台貨物だと思うんです。

――2015年はえんそくは大阪と東京で4月から来年の3月まで毎月ワンマンライブを行い、Jin-Machineは12ヶ月連続で全国各地へ行く、どちらのバンドも「12ヶ月連続ワンマン」を行うとのことで、

ぶう:なんでなんですか?閣下は?

閣下:私たちの場合は、例えばイベントだと持ち時間30分、我々はその時間の中ではどうしても言いたいことが全部言えず終わるパターンのバンドなんで。しゃべりだったりコントだったり演奏以外の部分も見て欲しい所が多いわけで、それには長いライブ時間が必要なんです。

そこを見てもらうには、興味を持ったら「次はココでワンマンやるんだ、じゃあ行ける」みたいに思ってもらえる場所があれば。今まではそれがなかったし、やってみてもいいんじゃないかなって。それと1年間通して話題が欲しいというのもあります。

――Jin-Machineのワンマンはこれまで、ほぼ東名阪や仙台中心でしたからね。

閣下:全国のいろんな場所でやればとりあえず一回は来てくれるんじゃないかなって。それにゆっくりワンマンで回ることで私も観光もしたいな…。

ぶう:はっはっは!

――イベントツアーで全国をまわってもスケジュールがタイトだから観光する時間が無いという話ですね。

ぶう:地方の名産品を差し入れしてもらうくらいですよね。あれは我々にとって地方を感じられる唯一の機会ですからね。

閣下:私は行った街のことが知りたいので、少し早く起きてでも、周辺を歩きまわったりするんですけど、もっとじっくり回りたいんですよ。だって普通の生活をしていたら、そんなに全国色々な土地に行けないじゃないですか。せっかくだから観光したいんですよ。

ぶう:そういう目論見だったんですね。

閣下:それ「も」あるって話です。

ぶう:ボクらもJin-Machineが12ヶ月連続ワンマンやるって知らなかったんですよ。後から「えーJin-Machineもやるの?」みたいな。びっくりしたくらいで。

閣下:私たちも「先に発表しておいて良かった!」ってずるい考えがありましたね(笑)。