彼が言葉にしない不満を和らげるためには、女性のために行った行動に誇りを持つ男性の心理を利用する

「何の気なしに、買い物につきあってもらってたけど、彼がそんなに不満を抱えていたなんて……」

ここまで読まれて、不安になった女性もいるかもしれませんね。心配ご無用です。彼の自尊心をくすぐる方法を利用すれば、トラブルになることはありません。

男性は、結果がどうであれ、好きな女性のために行った行動をほめられると、とても誇りを持ちます。この心理を利用しましょう。

以前、寄稿させていただいた 『悪意がなくても要注意! 彼の心が離れてしまう、女子の「地雷」行動』では、男性が女性のために思って行った行動を、女性が評価してあげなかったために、彼が爆発してしまったという派エピソードを紹介させていただきました。

このエピソードで書いた男性の心理を利用するわけですね。
彼にとっては、買い物につきあってあげるのは、退屈で辛いと感じているわけですから、こういった言葉をかけてはどうでしょう。

「新しい服見るのに、つきあってくれてありがとうね。女の人の服を見るのなんて面白くないのに、ごめんね。でも、あなたの好みも聞けて、とてもうれしかったし、選ぶのにすごく役に立ったよ。ありがとう」

こういった言葉を忘れずにかけてあげてください。
彼がつきあってくれたおかげで、自分だけで解決できないことが解決できたことを、きちんと伝えて褒めてあげてください。
どんな男性も、好きな女性に頼られると自尊心を満足させられるものです。

買い物につきあってあげたくらいで、こんなによろこんでくれて、支えになるなら、もっと何かをしてあげたい。こう思うようになることも珍しくありません。彼のフラストレーションを解消して、もっと自分を大事にしてもらえる機会になるかもしれません。

それから、言葉だけで終わらせず、自分の買い物が終わった後は、彼が好きなことや、行ってみたい場所に、可能な限りつきあってあげること。
こうすることで、自分には興味がないことであっても、彼が好きなことを理解しようとしている気持ちは、必ず彼に伝わります。もっと二人が強く結びつく機会になりますよ。
もちろん、共通の趣味があれば、一緒に楽しむのもいいでしょう。

なにより大事なのは、つきあっているからといって、彼や彼女が自分のことを全て理解してくれているとは考え無いことです。
このことをどこか意識していれば、二人はもっと仲良くなれるはずですよ。

福岡県北九州市生まれ 93年から週刊誌・書籍のライターとして活動。救急医療の現場取材・社会保障問題といった社会派な記事から料理、食べ歩き、映画論評まで執筆ジャンルは様々。児童文学作品を上梓する傍ら、フードコーディネーターとしてメニュー開発なども行う。近著に「さぼちゃんのおぼうし」「うちの職場は隠れブラックかも」。ブログ