敵は自分自身!? 頑張りすぎるママ、気づかない夫
誰から“いい母プレッシャー”を感じるかとのアンケートには、「自分の価値観」と答える人がなんと54.2%。ママ友や義理&実の親、子供や夫からプレッシャーを感じるという回答が揃って20%前後だったことを考えると、ダントツの結果と言えそうです。
また、夫に「妻が“いい母プレッシャー”を感じていると思うか」というアンケートを実施したところ、「感じていると思う」と答えたのが約23%、さらに妻を“いい母だと思う”と答えたのは約66%になりました。夫は妻を“いい母”として認識しており、また母業の深刻な悩みは抱えていないと思っているようです。
この結果を踏まえると、ママ達は自分で作り上げた理想に追いつけない現状に悩み、夫はそれに気が付いていないという結果になるようです。この結果が夫婦のすれ違いを生み、“残念な夫”現象に拍車をかけているのでしょうか。
実際に子育てを経験して分かったのは、夫には期待しているだけでは全く伝わらないこと、伝えたいことを少しうるさいかな? くらいに言い続けてようやく60%くらい伝わることでした。その甲斐あって夫はできるかぎりのことは進んでやってくれるようになりました。“残念な夫”と切り捨てる前に、伝える努力が大事だということが、数回の大きなケンカを経て学んだことです。
“理想の母”は雑誌・テレビ・SNSにしかいない
ちなみに筆者は、娘が2歳を過ぎた現在では“いい母プレッシャー”をほとんど感じていません。しかし、娘が生まれたばかりのころは初めての経験ばかりで、オロオロしっぱなしでした。当時は夫に当たってしまうことも多く、この状態がいつまで続くのかと、今覚えばプレッシャーに押しつぶされそうになっていたかもしれません。
しかし、その期間は娘が新生児だった約1カ月間。少しの時間でも一緒に外に出られるようになってからは、いつのまにか見えない不安やプレッシャーは消えてしまいました。「あさイチ」を見ながら我が家に当てはめて考えた時に、プレッシャーを感じない子育てのポイントがいくつかあったので記しておきたいと思います。