・「怒らない」のは、ほぼ不可能

危険な事ややってはいけないこと(食事中に遊ぶなど)をしたらきちんと説明しながら叱る。その際、怒りにまかせて説明を省くことは絶対にしない。さらにあまりイライラしなくて済むよう、ひとつでもおもちゃを片付けたらOKなど、子供に対して叱るハードルを下げました。

・“理想の母”は雑誌やテレビの中にしかいない
「いつも機嫌のいい妻・母」や「キラキラ輝いているワタシ」なんて、作り込まれた架空の世界にしかいないと思っています。片付けたそばからおもちゃで遊びだす子供にイラつくことも、子供の夜泣きがひどくても寝つきが悪くてもぐっすり寝ていられる夫を叩き起こしたくなることも、当たり前のようにあります。それはそれと割り切って、自分の気分を上げること(雑誌を読むやメイクをするなどささいなこと)を見つけるようにしました。ささいなことですが、気分転換でリセットすることは重要です。

・一生懸命仕事をするのは自分勝手ではない
20代前半から編集者として働いていますが、忙しいなりにやりがいもあり、結婚しても子供が生まれても絶対続けていたいと思っていました。幸いなことにほぼ在宅で仕事をさせてもらっていることもあり、他の兼業主婦の方よりいわゆる“罪悪感”はないかもしれません。

しかし、どんな働き方にせよ、自分のため、家族のために働いている姿を子供に見せておくことは大事なことだと信じています。夫の仕事についても、内容はまだ理解できないにせよ毎日「パパお仕事がんばってる?」と聞いてくる娘に「すごくがんばってるよ!」と胸を張って答えるようにしています。

・子供が幸せか、楽しいかが一番大切
怒ってはいけないと思いながら自分の感情を抑え込んだり、理想に近付けなくて焦ったりしていると、子供はその思いを敏感に感じ取っていると思います。多少怒り口調でもいいから伝えたいことを伝え、仕事をしていない時間はたっぷり遊んだりお話をしたりすることで、娘はどこへ出かけても、誰と会っても「よく笑う子だね」と言われるくらい毎日ご機嫌に過ごしているように感じます。