ものまねを要求されると、「北林谷栄さんのものまね」「ラクダのものまね」「ロシアの人形劇での日本語の台詞のものまね」の3つを披露する。
黒柳さんのものまねレパートリーはこの3つ。北林谷栄さんは、「先生、ご飯召し上がってください」という台詞のものまね。ラクダは、「ボワァ~~」という鳴き声のものまね。ロシアの人形劇は、「日本の皆さん、私は人形です……」という台詞のものまね。北林さんはよいとして、ラクダと人形劇は黒柳さんしか知らないネタなので、実際に似ているのかは不明です。
ゲストと衣装の打ち合わせはしない。
通常のトーク番組などでは、事前にゲストの衣装を確認し、司会者と同じ色にならないようにしておくものです。しかし、『徹子の部屋』では衣装の打ち合わせは全くしません。しかし、これまで柄やテイストがゲストと同じになった事は一度もないそうです。黒柳さん曰く、事前に衣装を聴くのは失礼なこと。そのため、その日の天候などを考えてコーディネイトするそうです。また、番組の中で同じ衣装を2回着用しないよう、きちんと写真撮影し、記録しているのだとか。
ゲストの話の内容に合わせて、衣装をチョイスする事がある。
ゲストのイメージを考えてコーディネイトする他にも、話の内容に合わせることもあります。
麻丘めぐみさんは、故・山岡久乃さんを心から尊敬しているエピソードを披露。山岡さんが亡くなった後、ある番組でその話を語ったところ、山岡さんの友人から「今でも山岡のことを大事に思ってくれてうれしい」という手紙を貰い感激。それ以降、トーク番組などで、山岡さんのような素晴らしい女優がいた事を語ることが、きっと供養になると思って話しているといいます。
そして、麻丘さんが出演した『徹子の部屋』の放送日である2007年2月15日は山岡さんの命日。すると黒柳さんが突然、「実は、今日は命日なんですが、私が着ている着物、実は山岡さんが着ていたものなんです。ご家族にいただいたの。あなたが、そんな風に山岡さんの事を大事に思っていらっしゃると聞いたので……私は、山岡さんのようには強く生きられないけど、あなたと今日一緒にいて、私がこの着物をきていたら、山岡さんが喜ぶたろうなあと思って」。
黒柳さんのサプライズに、麻丘さんは泣きながら、「うれしい……なんか山岡さんにお会いしてるみたい」と話しました。黒柳さんの優しさ、真心に思わず麻丘さんも感動していました。
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『徹子の部屋』
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