一般会期:2026年2月7日(土)~3月8日(日) 会場:伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース

伊勢丹新宿店では、Judd Foundationと共同し「Donald Judd:Design」を開催いたします。
ドナルド・ジャッドは、20世紀を代表する芸術家かつデザイナーの一人であり、現在も美術、建築、デザインの分野に影響を与え続けています。
本展では、厳選した家具と美術作品を同時に展示販売し、ジャッドが持つ形と空間のバランス感覚を紹介します。
家具と美術は別個のものでありながら、ジャッドの全作品には、論理性と透明性を重視し、人工的な作為を避けるという共通した考え方があります。
一方で、ジャッド自身は原則として家具と美術を分けて展示しており、両者が同時に展示される機会はごく限られていました。例外として知られているのは、1993年にミュージアム・ヴィースバーデンで開催された「Art + Design」など、わずかな事例にとどまります。
本展は家具と美術をあわせて紹介する構成により、ジャッドの作品に共通する考え方や、配置と空間への意識を一体として見ることができる、貴重な機会となります。
百貨店という開かれた場所で、作品を「鑑賞する」だけでなく、「生活との距離」で捉え直すことで、ドナルド・ジャッドの思想が現代の暮らしにどのように息づくのかを体感していただける展示となります。
家具はジャッドがニューヨークおよびテキサス州マーファの自身の空間を整えるために設計したベッド、椅子、棚、テーブルを紹介します。
ジャッドの家具は、木材、合板、薄版金属から作られており、それぞれの素材と用途から直接導き出されたものです。展示もこの三つの素材カテゴリーに分けて構成されています。
機能と造形の両立は、ジャッドの家具に共通する特徴です。

上段左から
Half Divided Plywood Chair 84-11
Front Recessed Plywood Chair 84-12
Center Divider Plywood Chair 84-13
下段左から
Front Shelf Plywood Chair 84-16
Back Slant Plywood Chair 84-17
Front Slant Plywood Chair 84-18
Sapele Plywood / H76.0 × W38.0 × D38.0 cm

Metal Corner Chair 115 Copper / H75.0 × W50.0× D50.0 cm
Metal Table 112 Brass / H50.0 × W100.0 × D100.0 cm
家具とあわせて、ドナルド・ジャッドの版画作品も紹介します。
版画家としてのジャッドは、形の比率や左右の釣り合いを重視し、色の組み合わせや変化を考えるための方法を版画制作に取り入れてきました。
本展では、40年以上にわたり版画制作に取り組んだジャッドの完全な版画セット4作品を展示販売します。初期の版画では一色または二色が使われることが多く、後期には木版による多色刷りが用いられました。最大のセットは、20点組の木版で構成されています。

Set of twenty lithographs on paper,1992-1993/2020
Each 59.7 x 80.0cm (Framed: H66.0 × W86.4 ×D5.0cm cm)
【開催概要】
タイトル:Donald Judd:Design
一般会期:2026年2月7日(土)~3月8日(日)
会場:伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース
※掲載の情報につきましては、諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。予めご了承ください。必ず事前にホームページを確認してからご来店ください。
Donald Judd(ドナルド・ジャッド)

ドナルド・ジャッド(1928-1994)はミズーリ州エクセルシオ・スプリングス出身です。ジャッドは生涯にわたり批評家・エッセイストとして精力的に執筆し、芸術の実践と建築・デザイン・政治的行動・日常的経験との関係を論述しました。作家活動は絵画から始まり、その後立体作品へと転じました。彼の先鋭的な作品と思想は20世紀後半の美術を形成するうえで重要な役割を果たし、今日も世界中のアーティスト、建築家、デザイナーに影響を与え続けています。美術作品や実用品の制作・展示・体験・使用される方法に対して変革的な影響を及ぼしました。
主な個展・出展に、ホイットニー美術館(1968年、1988年)、ファン・アッベ美術館
(1970年)、カナダ国立美術館(オタワ、1975年)、テート・モダン(2004年)、ニューヨーク近代美術館(2020年)などがあります。
ISETAN THE SPACE

(C)SuzukiSimpei
不変と普遍。
“3less(Timeless/Genderless/Category-less)”をキーワードに、世界の人々を熱狂させる独自の世界観と革新性を携えたスタイルの先駆者たちと、時流に流されない本質的な価値を持つクリエーションを発信するために生まれた実験的エキシビションペースです。
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