~多様な才能が仕事を通じて地域とつながる取り組み~

 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:夏野 剛、以下 当社)と、障がい者の雇用促進と安定的な就労を目指す特例子会社の株式会社角川クラフト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河田 聡、以下 角川クラフト)は、東京都新宿区(区長:吉住 健一)および社会福祉法人滝乃川学園(理事長 谷 正行、以下 滝乃川学園)と連携し、地域との共創の場「世界樹カフェ&ギャラリー」を2026年1月下旬より開設します。これまで角川クラフトが培ってきた “障がい者がプロフェッショナルとして生き生きと働くための仕組みづくり” を、行政や福祉施設との連携を通じて地域社会へとより深く融合させ、持続可能な形で展開してまいります。



■ 官民連携プロジェクトの背景と目的
 KADOKAWAグループは、多様な人材がそれぞれの力を発揮し、事業活動に参加できる環境づくりを経営の重要課題のひとつと位置づけています。
 昨今、障がい者の法定雇用率引き上げ(※)に伴い、社会全体で受け入れ態勢の整備が進む一方で、障がいのある方がその能力を十分に活かせる就労機会は依然として限定的で、地域社会との接点創出が強く求められています。こうした背景から、従来の福祉的な支援の枠組みに留まらず、障がいのある方がプロフェッショナルとして誇りを持って働き「事業性と社会的価値の両立」を追求できる、自立した就労モデルへのニーズが高まっています。
 本プロジェクトでは、新宿区による障がい者雇用の推進、日本で最も長い歴史がある知的障がい者福祉施設としての知見を持つ滝乃川学園による地域に開かれた福祉の場、そして角川クラフトが培ってきた事業運営ノウハウの三者を密に連携させ、新宿区落合に新たな地域との共創の場「世界樹カフェ&ギャラリー」を開設します。行政・福祉・企業が手を取り合うことで、 一過性の取り組みに留まらず、「福祉」を「持続可能なビジネス」へと昇華する新しい社会実装の形を目指します。

 ※民間企業の障がい者法定雇用率は現在2.5%、令和8年7月以降2.7%となります。
 https://www.mhlw.go.jp/content/001064502.pdf

■ 「世界樹カフェ&ギャラリー」について
 「世界樹カフェ&ギャラリー」は、KADOKAWAグループの特例子会社である角川クラフトが培ってきた“障がい者がプロフェッショナルとして生き生きと働くための仕組みづくり” および “コーヒー焙煎・ものづくり事業” のノウハウを、滝乃川学園が運営するグループホーム「滝乃川学園ともいろ」(2026年1月開設/東京都新宿区)に併設される地域交流棟において展開するものです。従業員の多くが障がいのある方々で構成され、焙煎士やバリスタなどの専門的な技術や実践的な接客スキルを習得したプロフェッショナルとして、自らの仕事に誇りを持って現場を支えていく姿を目指しています。
 1階のカフェ店舗では、厳選された最高級のスペシャリティー生豆を丁寧に選別・焙煎し、こだわりのコーヒーをご提供します。また、広島発の自家製酵母による新感覚ベーグルで圧倒的な支持を得る「メリーベーグル」の監修・協力により、東日本初となる製造販売拠点として展開予定です。
 地下1階の多目的スペースでは、エンターテインメントの枠を超え、次代の才能を社会へと届ける発信地としてギャラリーを展開。心に直接響く「アール・ブリュット(生の芸術)」の作品群に触れることができる、独創的な空間を提供します。

名称:「世界樹カフェ&ギャラリー」
所在地:161-0032 東京都新宿区中落合1丁目7−26
開設日:2026年1月下旬
内容:コーヒー・ベーグルの提供/ギャラリー展示










■ 今後の展望
 本施設を通じて障がいのある方の多様な才能が存分に発揮される機会を創出するとともに、ここで得られた知見やノウハウを広く地域社会へ還元してまいります。
 「世界樹カフェ&ギャラリー」という名称は、多様な物語やコンテンツを届けてきたKADOKAWAグループのクリエイティブなカルチャーと、性別や年齢、障がいの有無を問わず、あらゆる人々を包み込む「大きな樹」のような場所でありたいという願いが込められています。
 落合の地に深く根ざす一本の大樹のように、人々が集い、癒やされ、活力を得られる場所。一杯のコーヒーから会話が生まれ、アートが心を豊かにする。誰もが自分らしく働くことができる次世代のモデルケースとして、そんな地域に愛される持続可能な共創の場を、三者で共に育んでまいります。

■ 各代表者によるメッセージ
< 新宿区長 吉住 健一 >

 「世界樹カフェ&ギャラリー」で働く方の多くが障がい者だと伺っています。そうした方々と普通に接する機会が「当たり前の日常」になってくれたらいいなと思っています。地域の人が交流する場、そしてひとつの拠点になってもらえたらありがたいです。

< 社会福祉法人 滝乃川学園 理事長 谷 正行 >
 知的障がい者の福祉施設として135年培ってきた知見を活かし、地域に密着した新しい場を築いていきたいと考えています。カフェの地下にあるギャラリーは、絵や書道が得意な方の作品をアートとしてお披露目する場、障がいのある方の「得意なこと」が発揮される場として活用できたらと思います。KADOKAWAさんと組み、地域との連携がとれてブランディングできる、新しいモデルが誕生することを願っています。

< 株式会社 角川クラフト 代表取締役社長 河田 聡 >
 新宿の地に誕生した「世界樹カフェ&ギャラリー」は、私たちが大切に育んできた「コーヒー」というコンテンツと、街の皆様の「日常」が出会う場所です。角川クラフトは、出版社としてのDNAを受け継ぎ、ものづくりへの敬意を一杯のコーヒーに込めています。私たちの現場では、障がいのあるスタッフがプロフェッショナルとして誇りを持ち、日々、技術と感性を磨いています。それは、福祉の枠を超えた、ひとつのクラフトマンシップへの挑戦でもあります。この場所から始まる物語の第一章を、どうぞお楽しみください。

■ 社会福祉法人 滝乃川学園について
 1891(明治24)年に創立された、日本で最初の知的障害児者のための社会福祉施設です。創立者である石井亮一・筆子夫妻の「キリスト教精神」を根底に、130年以上の歴史を通じて日本の知的障害者福祉の先駆者としての役割を果たしてきました。 現在は、東京都国立市の豊かな自然に囲まれたキャンパスにて、幼児から高齢者まで幅広い年齢層を対象とした入所支援、生活介護、グループホーム、地域生活支援などの多角的な福祉サービスを展開。また、園内の歴史的建造物や文化財の保存・活用を通じ、日本の福祉の歩みを後世に伝える活動にも注力しています。
https://www.takinogawagakuen.jp/

■ 株式会社角川クラフトについて
 株式会社角川クラフトは、株式会社KADOKAWAを親会社とする特例子会社です。令和元年(2019年)6月3日に設立され、同年9月10日に特例子会社として認定されました。
 角川クラフトは、グループの特徴であるフレキシブルな働き方や、資格取得を奨励する制度などで働きやすさを推進しています。また、グループの作品を生み出す作家、編集者、アーティストの活動を陰で支える役割を担うとともに、自分の仕事に誇りを持って語ることができる人材の育成に注力してまいります。
 スタッフのやる気と自主性を尊重し、互いに支え合いながら、仕事を通じて社会、地域、そしてKADOKAWAグループへの貢献を目指してまいります。
https://www.kadokawa-craft.jp/

■ 株式会社KADOKAWAについて
 出版、アニメ・実写映像、ゲーム、Webサービス、教育・EdTechなどの事業を展開する総合エンターテインメント企業です。世界中から才能を発掘して多彩なIP(Intellectual Property)を創出し、さまざまなメディアで展開。創出したIPをテクノロジーの活用により世界に届ける「グローバル・メディアミックス with Technology」戦略を掲げ、IP価値の最大化を推進しています。
https://group.kadokawa.co.jp
https://group.kadokawa.co.jp/sustainability/
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