【アガサ・クリスティー没後50年】

2026年1月12日、アガサ・クリスティーは没後50年を迎えました。

幾度も映像化・舞台化され、世界中で1億部以上を発行している代表作『そして誰もいなくなった』をはじめ、生涯でおよそ100作を遺した「ミステリの女王」。クリスティーが生み出したポアロ、ミス・マープル、トミーとタペンスら魅力的な名探偵と、画期的なトリックの数々は時代を超えてなお読み継がれています。

没後50年を迎えるこの節目の年、早川書房はクリスティー作品との新たな出会いを提供します。

■名作ミステリの訳を見直し、カバーも一新! 『そして誰もいなくなった〔改訳新版〕』
2026年3月2日(月)に、アガサ・クリスティーの代表作にして、ミステリ史上屈指の名作『そして誰もいなくなった』の改訳新版をクリスティー文庫から発売します。


装画:junaida/装幀:藤井瑶


『そして誰もいなくなった〔改訳新版〕』 では、孤島で繰り広げられる事件の緊張感はそのままに、これから先も多くの方にお読みいただけるよう、文中の用語や文章のリズム感を見直しています。

解説は、読書家として知られ、クリスティーのファンでもある文筆家の山崎怜奈さんによる書き下ろしを収録。さらに、旧版から引き続き、赤川次郎さんの解説を再録します。新たな装いとなった永遠の名作に、ぜひご注目ください。

■ネタバレされる前にどうか読んでほしい! 『アクロイド殺し』刊行100年
1926年に刊行された『アクロイド殺し』は、2026年に出版100周年を迎えます。
地元の名士・アクロイド氏を殺したのは誰か──シンプルなストーリーを大胆に構成し、「ミステリ」というジャンルの常識を根底から揺さぶった本書は、イギリスで刊行された当時も論争を引き起こしました。
卵型の頭、自慢の大きな口髭(ひげ)が特徴の愛すべき名探偵、エルキュール・ポアロが活躍する〈ポアロもの〉の代表作。初心者にもミステリ好きにもおすすめです。


写真:CORBIS/amana images/装幀:早川書房デザイン室


■『スリーピング・マーダー』刊行50年
イギリスの小さな村に住む上品な老婦人であり、ときには抜群の洞察力で事件解決に乗り出す名探偵、ミス・マープルも忘れてはいけません。
過去の迷宮入り事件を机上で推理しあう『火曜クラブ』、隣人たちの噂話をもとにおどろきの真相を探り当てる『鏡は横にひび割れて』などクリスティーの人間観察力と鋭い表現が光る作品が多数並ぶ〈ミス・マープルもの〉。
そのマープル最後の事件を描いた『スリーピング・マーダー』は、クリスティーの死後、1976年に刊行されました。引っ越した若い夫婦がふと思い出した殺人事件の記憶、それを追っていく謎めいた導入。クリスティー円熟期の筆致と、ミス・マープルという探偵の到達点を示す一作です。
こちらも刊行50年を迎える2026年、改めてその完成度の高さにご注目ください。


写真:MASAO OTA/amana images/装幀:早川書房デザイン室


■「ミステリの女王」は、今もなお燦然と輝く!
アガサ・クリスティーは、巧緻なトリックや意外な結末など、ミステリの基礎を築いただけではなく、平凡な人間が持つ複雑な感情、すれ違いや思い違いによる悲劇などの人間心理や社会のひずみを書き続けてきました。「ミステリの女王」が紡いだ数多の傑作は、時代を超え、読むたびに新たな発見をもたらしてくれます。

没後50年、そして複数の記念年が重なる2026年。
この特別な一年が、長年のクリスティーファンにとっては再読のよろこびを、そして初めて手に取る方にとってはミステリの楽しさを知るきっかけとなれば幸いです。


【書誌情報】
書名:『そして誰もいなくなった〔改訳新版〕』
著者:アガサ・クリスティー
訳者:青木久惠
装画:junaida
装幀:藤井瑶
発売日:2026年3月2日
出版社:株式会社早川書房
体裁:クリスティー文庫・400ページ
定価:1,815円(税込)
ISBN:9784151320804




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