3:現代アートで感性を磨く

作品名「雲を測る男」ヤン・ファーブル/1999作

今年で開館11周年を迎える「金沢21世紀美術館」。
この11年間で金沢の芸術レベルを底上げしたとも言える、現代アートを体感できる美術館です。

美術館が見えると、建物の中に入る前から作品は既に点在しています。
まず正面の入り口に入る前に、芝生に設置されている12個のチューバ状の筒があり、地中を通って思わぬホーンへ声が通る「声の迷宮」を体験することができます。(作品名「アリーナのためのクランクフェルト・ ナンバー3」フローリアン・クラール/2004年作)

他にも建物外には、色の三原色を体感できる「カラーアクティヴィティハウス・ハウス」(オラファー・エリアソン/2010年作)があります。
赤・青・黄の色ガラスの壁が位置しています。是非外から、中から見てみて下さい。

中に入ると、チケットカウンターに行き着くまでに、またいくつか作品を見ることができます。
そうです、ここはチケットを買わずに作品が見られる無料エリア(交流ゾーン)が結構あるのです。

他にも空に向かって手を広げ、スケールで空に浮かぶ雲の大きさを測っているようにみえる、その名も「雲を測る男」(ヤン・ファーブル/1999年作)や、空に向かってぽっかりと四角い空間が空いていて、空が切り取られたようにみえる「ブルー・プラネット・スカイ」(ジェームズ・タレル/2004年作)など体感できるアートも、ここにあります。

美術館の東口エリアには、最も人気のある作品「スイミング・プール」(レアンドロ・エルリッヒ/2004年作)があります。

「スイミング・プール」レアンドロ・エルリッヒ/2004年作

地上、つまりプールサイドから、プールの底に人が立っているようにこの作品が見えるのは交流ゾーンです。
プールサイドにいる人を見上げるプールの底は有料エリア(展覧会ゾーン)となっていて、チケットを買わないと入れません。
ただ、時間がないけれどこの美術館を見に来たかったという人は、上記で紹介した交流ゾーンでも充分に楽しめます。

アートを体感する事で、感性を磨くことができるでしょう。
感性が高い女性は様々なことを知っていたりと魅力的で、男性からいろいろ話をしたいと思ってもらうことができるかもしれません。

交流ゾーンの中にも作品はたくさんあるので、散策したり、体感したりも含め約1時間は居ることができます。もっと体感したいという人はチケットを買って、心ゆくまで芸術に触れましょう。