スマホをいじれなくするためにどうすればいいのかを考えたところ"スマホをいじれなくする=持ち上げたら画面に蓋をしてしまえばいい"という小学生が思いつきそうなアイデアが思い浮かんだので、その仕組みで作ろうと思います。
全体の構造はこんな感じです。
傾きを感知するスイッチを使って、スマホが持ち上げられたら(傾いたら)サーボモーターが作動。画面に蓋をしてしまうというシンプルなものです。
すべての制御は、この『Arduino』というマイコンボードを使用します。
さまざまな電子部品を好きなように動かせる、小さなコンピュータです。
蓋を動かすのには、サーボモーターを使用します。
普通のモーターと違って、動きや角度を自分で設定することができるすごいモーターです。
そして、今回の工作に大事な傾斜スイッチというパーツです。
黒いボックスの中に金メッキされたボールが入っていて、傾けることによってそのボールが端子に接触してスイッチがONになるというものです。
スマホケースは、ダイソーと呼ばれる何でも100円で買える魔法のようなお店で購入しました。
もしかしたら、狐に騙されていてこのケースは葉っぱなのかもしれません。
まずは蓋を作ります。
画面のサイズに合わせてカットしたプラ版に黒の画用紙を貼り付けました。
更に戒めの気持ちを込めて☓マークで装飾。
スマホ・ダメ・ゼッタイ。
傾斜センサーにハンダ付けをして…。
Arduinoと繋げます。
スマホケースに、蓋をグルーガンで固定したサーボモーターを設置。
ちなみに固定方法に悩んだ末、両面テープとセロテープで付けました。
人生において、大体のことはテープでくっつければ何とかなります。
裏側には傾斜スイッチを設置。
これも、両面テープとセロテープでくっつけました。
ありがとうテープ。
外部電源は、ケースの横にくっつけました。
見ればわかると思いますけど、テープです。
電子工作部分は完成したので、次はArduinoにプログラムを書き込みます。
上記のようなプログラムを使いました。(ほぼ本に載ってたやつを写しただけ)
傾斜スイッチがONになったらサーボモーターを125度動かしてOFFになったら0度に戻ってくださいお願いします。といった内容です。
それでは試しに動作させてみましょう。
うわあああああああああああああああああ。
なぜか、自動うちわマシンになってしまいました。
酢飯を作るときに便利そうですが、今回は必要ありません。
どうやら、傾斜スイッチを取り付けた位置が悪かったらしく、サーボモーターの振動でスイッチが誤作動していたようです。
なので位置をずらして振動の少ないスマホケースにくっつけました。