
株式会社オーナーは、2026年度仙台市スタートアップ支援課の委託事業「中高生向け起業家講師による出前授業運営業務」を受託いたしました。
このたび、起業家講師による出前授業の本格実施に先駆けて、仙台城南高校(仙台市太白区)の科学技術科でモデル授業を実施いたしました。仙台城南高校の科学技術科ではIoTやAIなど最新のデジタル技術を活用できるエンジニアの育成を目指しており、2026年度からは「電子・プログラミングコース」を新設しました。

仙台城南高校の伊藤俊校長先生(左)と授業を企画した鈴木聡先生(右)
弊社では本業務の運営にあたり、早期に出前授業の事例を創出するとともに、当該事例を活用した効果的な広報実施の観点から、アントレプレナーシップ教育の推進を目指す仙台城南高校や仙台市、起業家講師と連携し、5月25日(月)にモデル授業を実施しました。
仙台市事業「中高生向け起業家講師による出前授業」について
2026年度から仙台市が新たに開始した、市内の中学校・高校において起業家の講師による出前授業を実施するプログラム。仙台市出身、仙台市に本社があるなど仙台市にゆかりのある起業家の出前授業を実施しています。
https://gateway.guide/career/special/sendai_demae/
仙台城南高校が進めるアントレプレナーシップ教育
仙台城南高校の科学技術科では、社会の課題を解決するエンジニアの育成を目指しています。高校ではコースに分かれ情報通信やデザイン、プログラミング、エネルギーなどの基礎知識や技術を学びます。そして、同一法人への東北工業大学に進学することで、より専門的な学びを深め、エンジニアとしての実践力を身に着けることができます。

高校でも高大連携の授業が特色となっており、東北工業大学の教員による「テクノフォーラム」や大学の研究室を見学する「アカデミックインターン」等、大学の学びに触れられる機会が用意されています。

今回、アントレプレナーシップ教育を導入したのは科学技術科電子機械コースの高校3年生(令和8年度から電子・プログラミングコース)。その狙いについて担当の鈴木聡先生は、「今後『VUCAの時代』と呼ばれ、社会が激しく変化していく中で、自ら問いを立てて挑戦する力が重要になります。本校はすでに東北工業大学と様々な高大連携をしており、産官学が連携したアントレプレナーシップ教育を実現したいと考え、今回の授業を実施しました」と話します。

校長の伊藤俊先生も、アントレプレナーシップ教育に期待を寄せます。仙台城南高校は文部科学省のWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業に採択され、グローバル教育にも取り組んでいます。伊藤先生はグローバル教育とアントレプレナーシップ教育や起業との関連について、「今はインターネットで世界とつながれる時代。ITやAIを使った起業プランは世界とつながれるきっかけになります。単なる国際交流だけではないグローバル教育を実現できます」と話します。
伊藤校長先生は「従来の進路指導では高校生の進路は進学か、就職か、しかありませんでしたが、これからの時代は新たに起業という選択肢もあっていいと思います。今の高校生は物心ついたときからスマホが当たり前なデジタルネイティブ世代。AIやデジタルの武器を使いながら起業することが増えていくのではないかと思います」と話します。

3週連続の授業でビジネスプランを検討
今回、株式会社オーナーは3週にわたり授業を企画しました。まずは代表取締役社長の佐々木敦斗が講師を務め、5月11日には起業の考え方を学ぶワークショップを行い、5月18日には身近な課題を解決するビジネスプランを考える授業を行いました。生徒たちはグループになり、普段学んでいる情報技術を活用した解決策を考え、AI等も使いながらプレゼンテーションを作成しました。

そして5月25日には、生徒によるプレゼンテーションを開催し、生徒たちからは様々なアイデアが披露されました。
生徒考案のアイデア)
- 出かける時の忘れ物を声で教えてくれる「忘れ物防止アプリ」
- 親戚のペットが逃げ出した経験をきっかけに考案した「GPS搭載型ペット用首輪」
- 高校生の朝起きられない課題や勉強の集中力を高める「睡眠の質改善アプリ」

さらに、プレゼンテーションのコメンテーターとして仙台市内でオンライン教育サービスを提供する株式会社shared代表取締役の難波諒太朗さんが参加し、生徒に対して事業を考えたきっかけや課題に着眼した背景、既存サービスとの違い等について質問や助言を行いました。
そして3日間の講座のまとめとして、難波さんがご自身の起業経験について講演。東北大医学部を卒業後、脳科学の知見を活かして教育事業に取り組んでいることや、高校生向けのアプリを作り、生徒の学習習慣作りをサポートする独自のサービス作りを行っていることを紹介しました。
講演の最後、生徒からの質問への応答の中で答えた「起業は1つの手段であり、それ以上に自分が本当にやりたいことを考えるのが大切」という言葉は会場の共感を生み、受講後のアンケートでも多くの生徒が心に残ったと答えていました。

授業を受講した生徒からは、「新しいアイデアの発想の差別化の考え方や行動することの大切さに気づきました」、「起業は1つの手段であり、やりたいことを実現させようとする意思が大切だとわかりました」、「普段なかなか学べない挑戦することの大切さを学びました」などの声があがり、起業や将来の働き方について、多くの気づきにつながる授業となりました。
工業科の特色を活かし、アントレプレナーシップ教育を通じた高大接続へ
今回の授業について鈴木聡先生は「生徒の発表した内容は我々の予想を上回る内容で驚きました。講師の方の起業体験や専門的な視点が興味深く、起業家の方や仙台市の方など多様な方が授業に関わってくださいました。生徒たちに対し、これまでの授業ではなかなか学べない視点をご提供いただきました」と評価していました。
今回の授業は科学技術科で行っている「課題研究」という授業の導入としての位置づけでした。課題研究の授業では、実社会の課題についての解決策を生徒たちが考え、例年ロボットや電子回路等を作り、実際に形にしていきます。鈴木聡先生は今回生徒たちが考案したアプリやサービスについて、学校にある3Dプリンターや高機能パソコンを活用して実装し、形にしていきたいと考えています。
「科学技術科の生徒は東北工業大学に進む生徒も多く、東北工業大学ではアントレプレナーシップについての授業もあります。高大接続も踏まえて、今後は生徒が発信したり、実際にものを作って形にしていったりするところまでサポートしていきたいと考えています。これまでにも高校生向けの起業をテーマにしたコンテストに応募してきましたが、今後もコンテストへの参加を促していきたいと思います」と話しました。

株式会社オーナーではこれまでにも宮城県の私立高校でアントレプレナーシップ教育の年間プログラムの実施、那須塩原市主催のアントレプレナーシップ教育プログラム「amカレッジ」の企画・運営、みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォームと連携した東北地方・新潟県の高校に対する起業家教育等、様々なアントレプレナーシップ教育を行ってまいりました。
弊社ではこれまでのアントレプレナーシップ教育支援の経験や今回の授業の経験も踏まえ、仙台市内の中学校・高校への起業家講師の出前授業に取り組んでまいります。
株式会社オーナーについて
株式会社オーナーは、2021年に宮城県仙台市で創業した教育関連事業会社です。創業以来、アントレプレナーシップ教育や探究学習の企画・運営、教育コンテンツ開発に取り組み、自治体や大学等と連携した教育プログラム運営、教育コンテンツ開発を推進しています。
これまでの実績はこちら
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問い合わせ先:株式会社オーナー info@ownerjapan.co.jp
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