【高島屋・東神開発都市文化賞ロゴ】

株式会社高島屋とその連結子会社である東神開発株式会社が設立した「高島屋・東神開発都市文化賞」は、その第1回の受賞作として、大賞に山口晃氏の『趣都』(講談社, 2025)、各審査員の特別賞6作品を選出いたしました。
本賞は、2025年に刊行された著作物を対象に、推薦委員約100名により選書された94作品の中から、審査員6名による厳正な審査を経て決定いたしました。このたび、第1回の受賞作発表を記念し、本賞の特設サイトを開設するとともに、トークイベントや「都市文化」をテーマにしたブックフェアを開催いたします。引き続き、都市文化という概念を問い直す試みに挑んでまいりますので、年間を通じて動き続ける本賞の活動にもご注目をいただけましたら幸いです。

■受賞作 

⚫︎大賞 山口晃『趣都』(講談社, 2025)

山口晃『趣都』(講談社, 2025)

【受賞者コメント】
画廊の担当さんから「趣都」が何やら受賞したとの知らせを受け、聞けば「東神開発都市文化賞」なる聞いたことのない賞である。これは、受賞したは良いが気がつくとこちらが何がしかのお金を払うことになっている類の賞ではないか。不安になって問い返すに、「東神」の前に「高島屋」と入っており、審査委員長は五十嵐太郎氏だという。大分安心であるが、そうなると今度は受賞作が五十嵐氏の論考を参照している事や、高島屋に仕事を頂いた過去がある事など、インサイダーな点が気になった。重ねて問うに、まあそういうことは先方も考慮の上だから気にせずお受けしてはどうかと、労るように言われた。往々にして作品は作者より利口である。僭越の誹りを恐れず、開明なる審査員諸氏の選考を信じて受賞の栄誉に浴することにした。賞の関係各位、そして「趣都」を完成に導いてくださった漫画の方の担当さんに衷心感謝申し上げたい。
  
                                  2026年6月6日 山口晃




⚫︎技芸が響きあうバザールワールド賞(五十嵐太郎)
有馬恵子『京都出町のエスノグラフィ ミセノマの商世界』(青土社, 2025)





⚫︎オスカー賞(大山顕)
梅川由紀『ごみと暮らしの社会学 モノとごみの境界を歩く』(青弓社, 2025)





⚫︎反照と継承賞(小田原のどか)
大坂拓『写真が語るアイヌの近代 「見せる」「見られる」のはざま』(新泉社, 2025)





⚫︎聴こえない声を掬いとる賞(木ノ下裕一)
内海潤也, 北村毅, 佐喜真彩, 志賀理江子, 東琢磨(著), シェリル・シルバーマン, クリストファー・スティヴンズ, パメラ・ミキ(訳)『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山城知佳子×志賀理江子 漂着』(公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館, 2025)




⚫︎都市と身体賞(瀧波ユカリ)
小川公代『ゆっくり歩く』(医学書院, 2025)



⚫︎都市への想像力賞(富永京子)
加藤耕一『建築のラグジュアリー 物質と構築がつむぐ建築史』(東京大学出版会, 2025)



■審査員と選評

⚫︎特設サイトでは、各審査員の2000字以上に及ぶ「選評」もご紹介しております
審査委員長 五十嵐太郎(建築史・建築批評)
審査員   大山顕(写真家・評論家)      
      小田原のどか(彫刻家、評論家。版元代表)      
      木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎 主宰)      
      瀧波ユカリ(漫画家)      
      富永京子(社会学)

(50音順)

◼️記念イベント・フェアなど

⚫︎トークイベント
大賞受賞作『趣都』の著者山口晃さんを招いた、記念トークイベントを開催します。
(いずれもオンライン配信あり、要事前申し込み)
1.大賞『趣都』受賞記念トーク
山口晃(画家)×五十嵐太郎(本賞審査員長/建築史・建築批評)×瀧波ユカリ(本賞審査員/漫画家)
【日時】2026年7月19日(日) 18~20時
【会場】高島屋グループ本社ビル8階ホール(東京都中央区日本橋2丁目12-10)

詳細はこちら


2.大賞『趣都』受賞記念スピンオフ企画「架空(ガクウ)*の話」
山口晃(画家)×大山顕(本賞審査員/写真家・評論家)×石山蓮華(電線愛好家)
【日時】2026年8月8日(土) 14~16時
【会場】高島屋グループ本社ビル8階ホール(東京都中央区日本橋2丁目12-10)
*空中に張られた電線のことを専門用語で「架空(ガクウ)線」と呼ぶ

詳細はこちら

※いずれも事前申し込みが必要です。詳細はPeatixにてご確認ください。
※予告なく変更となる場合がありますが、あらかじめご了承ください


⚫︎ブックフェア
受賞作発表を記念し、約300点を集めたブックフェアを開催します。
大賞、その他特別賞に加え、本年度のノミネート作品約100点をご紹介するとともに、本賞審査員6名が選ぶ「都市文化」にかかる書籍約180作品も並びます。「都市文化」とは何か、この問いに関心をお寄せのみなさま、ぜひこの機会にお立ち寄りください。

【開催場所】丸善日本橋店 2階 エスカレーター横(東京都中央区日本橋2丁目3-10)
【開催期間】2026年6月13日(土)~7月31日(金)
TAKE FREEのブックリストも配布いたします
※数に限りがございますので、あらかじめご了承ください。








⚫︎限定ブックカバー
華やかな限定ブックカバーを作成いたしました。丸善日本橋店にて書籍(文庫、新書、単行本)をご購入いただいた方には、限定ブックカバーをおかけいたします。
※数に限りがございますので、あらかじめご了承ください。

高島屋・東神開発都市文化賞2026 限定ブックカバー


⚫︎限定小冊子(準備中)
7月上旬頃(予定)より、本賞各審査員選評に加え、一次選考・最終選考にノミネートされた作品やブックフェアでご紹介した選書リスト等を収録した、部数限定の小冊子配布を予定しています。
丸善日本橋店でのブックフェア、本賞の記念トークイベント、年間を通じたトークシリーズ開催会場にて配布予定ですので、ぜひご入手ください。
※数に限りがございますので、あらかじめご了承ください。


■動き続ける賞の活動

年間を通じて、「都市文化」とは何かを問い続けるトークイベントや動画配信を行っています。
高島屋・東神開発都市文化賞トークシリーズ 
大山顕の都市鑑賞シリーズ 
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Instagram @toshibunka_shou
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