年齢とともに歯茎が痩せやすくなり「口元の印象が変わった」「冷たい飲み物がしみる」といったお悩みを感じていませんか?

歯茎痩せは見た目だけではなく、知覚過敏やむし歯、歯周病などにも関わります。

この記事では、歯茎が痩せる原因や歯茎痩せを招くNG習慣、今日からできるセルフケアを紹介します。

歯茎が痩せるとどうなるの?

通常、歯茎は歯の根元を覆い、歯や歯を支える歯槽骨などを守る役割を担っています。

歯の根元は歯の表面を覆うエナメル質が薄く、刺激に敏感な象牙質が露出しやすい部位です。そのため、歯茎が下がって根元が露出すると、冷たいものや歯ブラシの刺激でキーンとしみる知覚過敏につながることがあります。

また、歯茎が痩せると歯と歯茎の境目に汚れが残りやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。

さらに、歯の着色も目立ちやすくなるほか、歯が長く見える、老けた印象に見えるなどの悩みにもつながりやすくなるため、気づいた時点でケアを始めることが大切です。

歯茎が痩せる原因

歯茎が痩せる背景には、年齢による変化だけではなく、歯周病や毎日のケア習慣も関係します。

原因をひとつに決めつけず、口の中の状態と生活習慣の両方から見直しましょう。

1.加齢

年齢を重ねると、歯茎の弾力や厚みが変化し、少しずつ下がったように見えることがあります。

とくに、女性の場合は更年期以降に女性ホルモンのバランスが変化し、口の中が乾きやすくなったり、歯を支える骨の骨密度が低下しやすくなったりすることもあります。

唾液が減ると食べかすなどの汚れを洗い流す力が落ち、口腔内の環境が乱れやすくなることも歯茎が痩せる要因のひとつです。

口腔内の環境が悪化するとむし歯などにつながり、結果的に歯茎痩せを引き起こします。

2.歯周病

歯周病は、歯茎痩せの大きな原因のひとつです。歯周病は歯と歯茎の境目のプラークをエサに細菌が繁殖して炎症を起こしたり、歯槽骨を溶かしたりする病気です。

歯みがきが不十分、喫煙習慣があるなどのほか、糖尿病の影響によって歯周病が進行しやすいこともあります。

また、歯周病は歯茎に炎症が起きることで腫れや出血が起きやすくなったり、進行して歯茎が下がったように見えたり、歯がぐらついたりすることがあります。

歯周病は初期には痛みなどの自覚症状が少ないことも多く、「少し血が出るだけ」と見過ごされがちです。歯磨きのたびに出血する、口臭が気になる、歯茎がむずがゆいなどのサインがある場合は、早めに歯科で確認しましょう。(※1)