ビールの銘柄は、実は世界中で一万種類以上もあるということをご存知でしたか?

アルコール度数が低いものから高いもの、さらにはおなじみの黄金色のものから真っ赤なものまで、一口にビールといっても様々なバリエーションがあります。

また最近は、「軽めで華やかな香り」など、まるでワインのソムリエのような表現をしながら自分好みのビールを選ぶ人が増えており、ビールの楽しみ方が広がってきています。

そこで今回は、ビールを嗜むオシャレな人なら知っておくべきビールを、ビアソムリエの資格(ジャパンビアソムリエ協会認定)を持つ筆者が厳選してご紹介します!
  

個性豊かな「クラフトビール」が今、大人気!

近年、ビールのお祭り「オクトーバーフェスト」やビアバーが増えたことで話題を集めているのが、クラフトビール(日本で言う「地ビール」)です。今回はその中でも、特におすすめしたいビールをピックアップしました。

▼ビールスタイル:【ラオホ】

・『ラオホビア メルツェン』(シュレンケルラ/ドイツ)

『ラオホビア メルツェン』

「ラオホ」とは煙の意味で、まさにスモーク香が強烈な燻製ビール。その独特の風味は、ブナの木で燻したスモークモルトを使って醸造することにより作られます。
大変個性的な味わいのため好みが分かれるところですが、3杯飲めば誰でもやみつきになると言われています。

▼ビールスタイル:【イングリッシュスタイル・IPA】

・『パンクIPA』(ブリュードッグ/イギリス)

『パンクIPA』

ブリュードッグは伝統的なブルワリーが多い中で2007年に創業した新しい醸造所。そのこだわりの味とユニークなコンセプトが受け、またたく間に世界中で人気となりました。
透明感あるゴールデンカラーにグレープフルーツの香り高いアロマが特徴的。口に含んだとき、優雅な麦芽由来の甘みに続いて、ドライホッピングによる豊かな余韻が広がります。

▼ビールスタイル:【スペシャル・ビール】

・『ビーケン』(ボーレンス/ベルギー)

『ビーケン』

ボーレンス醸造所のはちみつ入りビール。霞んだオレンジのゴールデンカラーで、はちみつ、バナナ、花のような華やかなアロマが特徴的。口に含むと柔らかな甘みがあり、パイナップルのようなフルーティーなフレーバーの中にスパイシーさも感じられます。
ボリュームがありながら、バランスのよいビールです。