男女のけんかでトランセンド法を応用した和解とは?
男女のけんかを妥協で解決すると、心にしこりが残ります。撤退すると、表面上はけんかにならなくても、心の違和感が残ります。積もり積もった違和感は、2人の関係にプラスになることは何ひとつないでしょう。
それでは、相手に怒りをぶつけてもなお2人の愛が深まるような副産物を生む“転換”とは? けんかの具体例(彼が記念日を忘れた)から女性(あなた)の視点で解説しましょう。
◆具体例~彼が記念日を忘れた
あなたが、「彼が記念日を忘れてしまったこと」について如何に悲しい思いをしたかを彼に訴えることは必要です。ここでもしあなたが怒らなかったら、彼は記念日を忘れてしまったことを“大したことではない”と勘違いするかもしれません。だから、あなたは怒ることによって、あなたが十分に悲しい思いをしたことを彼に認識させるべきなのです。
しかし、彼が記念日を忘れてしまった事実は、もうどうすることもできません。だからあなたは、言うべきことを言ったら、過去のことにいつまでも拘るのではなく、気持ちを切り替えて“記念日のやり直し”(ここでは記念日のやり直しとしますが、あなたがやってほしいことなら何でもいいでしょう)を提案すべきです。
彼に、罰としてあなたのわがままを聞いてもらう位のペナルティは与えても良いでしょう。あなたはプレゼントをもらえるし、彼との楽しい思い出もできるし、一石二鳥です。
怒りは“争い”を生みます。でも彼に反省の態度が見えたタイミングで、仲直りの提案(転換)をすると、あなたの心には、“副産物”として楽しい思い出が刻まれます。そのときのあなたの心は、嬉しさや楽しさでいっぱいとなり、彼に対する不満は消えているでしょう。
彼もあなたが喜ぶ様子を見て満足し、2人の愛は以前に増して深まっていることでしょう。これがトランセンド法の仲直りです。