話を聞いてみると、職種などは違うものの、3人とも独身で年収もほぼ同じくらい。
ファッションの趣味は違うものの、食の趣味がピタリと合うなど、共通点が多かったようです。
また、恋愛に関しては、長年彼氏がいない子や最近別れたばかりの子、婚約中の子と三人三様なのですが、好きになるタイプがまったく違う点も、互いをライバル視することなく相談を親身に聞けるポイントだったのでは、と分析していました。
また、最近では3人で旅行に出かけることもしばしばだそうですが、「とにかく居心地がいい」とO美さんはいいます。
仲良しグループを結成して今、ちょうど1年ほどだということですが、今では仕事の込み入った相談や、恋愛の深い話、生い立ちなどの家族に関する相談など、なんでも赤裸々に話せる関係にまで、至っているのだそう。
「感覚が似ている人って、大人になるとなかなか出会えないからこそ、最初の直感を大事にして、互いにそれを口に出したことも、全員が心を許しあえる関係になれた要素として大きいと思う」とH子さんは振り返ります。
恋愛と同じで、「この子、いいな!」と思ったことを、素直に相手に伝え、相手も共感しあい、今の関係を築くきっかけができたのかもしれません。
「そういえば、私たちが仲良くなった最初の頃は、共通の敵が1人いたことも良かったのかも」とN美さんは笑いながら振り返りましたが、O美さんの彼氏にちょっかいを出していた女性が共通の知り合いで、そのことで3人が腹を立て、O美さんの味方になっていたこともあったのだそう。
O美さんも、「いろんな偶然とか、出来事がいい具合に重なって、仲良しになるべくしてなった感じ」といいますが、3人とも、どこかで誰かと出会う時にはすぐに心を開けないタイプなのだそうで、だからこそ、最初に感じた直感を大事にしてよかったと語ってくれました。
大人になると自身の積んできた経験から、初対面の人に対して、よくも悪くも直感でジャッジしてしまうことがありますが、そのときに感じた「良いアラーム」を大事に育てることが、大人になってからの親友をつくるコツなのかもしれませんね。