3.物件そのものより最寄り駅が大切
中古物件の価格を決めるのは、立地条件、築年数、広さ。そのなかでも、もっとも重要なのが立地条件です。立地条件は、どの沿線の駅か?
駅周りの便利さ、最寄り駅からの距離で決まります。これをないがしろにしてしまうと、そのマンションを売却するときに苦労します。買うときから、売る時のことを考える人はいないと思いますが、人生は何が起こるかわかりません。
誰が見ても魅力的な物件を買っておいて損はありません。基本的に中古物件は、不動産流通標準情報システム(レインズ)によって管理されています。これにより、相場が決まっています。レインズでは、中古不動産の全体の現状もわかりますので、是非活用してください。
次にインターネット検索で、物件を見ていきましょう。
各不動産会社ごとのページもありますが、総合検索サイトのスーモなどでは、エリアごとの相場がわかるので、自分の予算に合う価格帯の物件が多い場所がわかります。まずは、その最寄り駅がどのような駅かを確認しましょう。できれば、訪れてみるのがおススメです。急行や快速の停車駅であるか、始発電車があるかも重要なポイントです。東京の場合、山手線より西側の西部と、俗にいう下町の東部では、驚くほど価格に差異があります。予算を加味しながら、自分に合った街を探しましょう。
4.インターネット検索あれこれ
現在は、インターネットで物件を検索するのが主流です。Yahoo!不動産、オウチーノなど、プロバイダごとにも総合検索サイトがあります。検索サイトでは、家族で住む中古物件を考えているのでしたら、「駅から10分以内」「3LDK以上」「3000万円以下」などの条件を入れて検索するのが通常です。しかし、検索方法をちょっと変えるだけで、掘り出し物が見つかる可能性もあります。
たとえば、駅から徒歩12分の物件は、徒歩10分圏内の物件より価格がかなり安い場合があります。2LDKに6畳のサービスルームがある物件は、3LDKの条件では引っ掛かってきません。3000万円以上の物件も、値引き交渉によっては予算内で購入できる場合もあったりします。
一方、不動産広告ならではの落とし穴もあります。安いと思った物件でも、管理費・修繕積立金が相場よりも高く、月々の支払いが大変になってしまう場合もあります。また、借地権物件では、建物が購入できても毎月の土地の賃料を払わなければなりません。