~書道人口は10年で530万人→220万人に半減。ユネスコ無形文化遺産登録の審議を控える今、"書道文化"の継承に挑む~
大人専門のオンライン書道学校「私の書道学校」(本社:東京都港区、校長・教育書道家:石野華鳳、以下、「私の書道学校」)は、日本有数の表装・額装会社である東洋額装株式会社(本社:広島県福山市)と共同で、2026年9月5日(土)に『表装ワークショップ』を開催しました。「私の書道学校」作品表現クラスの受講生23名が参加し、書道作品の魅力を高めるために重要な『表装』の技術を、実際の制作工程を通じて体験しました。なお、本ワークショップは、東洋額装株式会社にとって初となる参加型のワークショップです。

■ 開催背景
公益財団法人日本生産性本部「レジャー白書2020」によると、日本の書道人口は2010年の530万人から2020年には220万人へと、わずか10年間で半数以下に減少しています。現在習っている方の多くが高齢層であることから、若年層の参入が進まなければ、書道文化そのものが消滅しかねない状況にあります。一方で、「書道」はユネスコ無形文化遺産への登録に向けて文化庁より提案書が提出されており、2026年内にも政府間委員会において、登録の可否が審議・決定される見込みです。世界的な評価が高まる今だからこそ、「書く」技術だけでなく、書道作品を仕上げる「表装」の技術を含めた書道文化の継承が重要だと私たちは考えています。
そこで今回、表装職人の技術や仕事、作品が仕上がるまでの工程を実際に学ぶ機会を設けることで、参加者に書道文化への理解をより深めてもらうとともに、今後の作品づくりにも活かしていただくことを目的に、本ワークショップを実施しました。
出典:公益財団法人日本生産性本部「レジャー白書2020」2020年8月24日
■ 表装とは
表装とは、書道や絵画などの作品を掛軸や額などの形に仕立て、保存性と美しさを兼ね備えた一つの作品として完成させる、日本の伝統技術です。表装には、床の間などに掛けて鑑賞する「掛軸」と、壁に掛けて飾る「額装」があり、額装にも「落とし額」「浮かし額」など複数の種類が存在します。使用する素材や額の形式によって、同じ作品でも印象や品格が大きく変わるため、単なる仕上げ作業ではなく、作品の魅力を引き出すための重要な工程として位置づけられています。
■ 当日の流れ
東洋額装株式会社の中でも高い技術を持つ社内トップクラスの表装職人を広島県から招き、参加者は、自身で制作した書道作品(30cm×30cm以下)を使用し、裏打ちから作品の貼り込みまで表装の各工程を体験しました。自身で制作した書道作品を一点物のオリジナル作品として表装し、完成した作品を当日そのまま持ち帰りました。持ち帰った後は、すぐに飾ることができる状態に仕上がっています。
体験内容:
1. 裏打ち
2. 表装に関する座学
3. 石野華鳳とプロの表装職人による特別対談
4. 作品の化粧断ち
5. マット選び
6. マットの貼り込み
7. 作品の貼り込み・完成



■ 石野華鳳 × 表装職人 特別対談
本ワークショップ内では、教育書道家・石野華鳳と表装職人による特別対談も実施。「そもそも表装とは何か」「表装によって作品の印象はどう変わるのか」「職人にとって"魅力的な書道作品"とは」など、書道家と職人という異なる立場から書道作品を語り合い、参加者からの質疑応答も行われました。

■ 代表・石野華鳳 コメント

私の書道学校 校長・教育書道家 石野華鳳
「書道人口はこの10年で半数以下となり、書道文化そのものの継承が大きな課題となっています。書道がユネスコ無形文化遺産への登録可否の審議を控える2026年だからこそ、"書く"技術だけでなく、作品を一つの形に仕立てる『表装』までを含めて、書道文化を次世代へつないでいきたいと考えました。書道家として、これからも『私の書道学校』を通じて、日本文化・伝統文化への理解を深める体験型の学びを届けていきます。」
■ 東洋額装株式会社 コメント

東洋額装株式会社 森谷様(職人歴30年)
「この度は弊社と共にワークショップを開催していただき誠にありがとうございました。
自分自身も初めての試みでしたが、華鳳先生や生徒の皆様の熱意にのせられて、とても楽しく充実したワークショップだったと感じています。
弊社も『表装』のすばらしさを多くの方に伝えていきたいと考えていたタイミングでしたので、またご一緒できることを楽しみにしています。」
■ 参加者コメント

50代女性(書道講師歴20年)
「書道教室の講師として20年活動してきましたが、今回の『表装ワークショップ』は新たな発見の連続でした。
裏打ち、化粧断ち、マット選び、貼り込みまで実際に体験することで、一つの書道作品が完成するまでに、職人の方々の高い技術と細かな気遣いが込められていることを改めて実感しました。」

20代男性(書道・ペン字講師歴4年)
「『切る・塗る・貼る』という一見シンプルな工程の中に、作品のサイズや質感、その時々の状態に応じた細かな調整が必要であることを、実際の体験を通して実感しました。
特に、シワを生まないための手の動かし方や力加減など、単なる器用さだけでは身につかない職人ならではの感覚を直近で見ることができ、とても貴重な体験でした。
今回だけでは学びきれない種類や技法、その奥深さについて、今後さらに学べる機会があれば、また参加したいです。」
■ 当日の様子はYouTubeチャンネル「華鳳先生の書道学校」で配信
当日のワークショップや特別対談の様子は、後日、YouTubeチャンネル「華鳳先生の書道学校」でも公開予定です。イベント参加者だけでなく、一般の方にも表装職人の技術や知識、表装文化の魅力を知っていただく機会につなげていきます。・YouTubeチャンネル「華鳳先生の書道学校」https://www.youtube.com/@ishino-kahoh
公開予定日:2026年10月1日(木)18時頃公開予定
※状況に応じて告知なく公開日程が前後する可能性があります。
■ お知らせ:1日無料体験キャンペーン実施
「私の書道学校」は、書道に興味がある方を対象に、オンライン授業を実際に体験できる「1日無料体験キャンペーン」を実施しています。10代から90代まで、国籍・性別を問わず全国から参加できるのが特長で、これまで未経験から師範資格を取得した生徒や、現役の書道講師が新たな学びの場として活用するなど、幅広い層に選ばれています。対象:未経験者、経験者、未成年者(保護者承認の上)など国内外からのご参加も可能です。
実施期間:2026年12月31日まで ※今後予告なくキャンペーンを終了する可能性もございます。
体験内容:
300本以上の講義動画・解説付きお手本動画・添削動画などを自由にご覧いただけます。
また、実際のオンライン書道学校内の雰囲気もご体感いただけます。
申込方法/URL:
「私の書道学校」公式サイト内『1日無料で体験する』よりお問い合わせ下さい。https://www.ishino-kahoh-salon.fants.jp/
■ 石野華鳳 プロフィール
「私の書道学校」校長・教育書道家。22歳で札幌に大人専門の書道教室「華」を開業し、わずか3年で生徒数150名を超える教室へ成長。29歳で日本最大級の公募展「日展」に初出品・初入選。YouTubeチャンネル「華鳳先生の書道学校」では登録者数5万人を超え、Googleが世界規模で展開する「Humans of YouTube」の日本版にて、社会的・文化的・経済的に有意義な影響を与えた日本のYouTubeクリエイター100人に選出。現在は、大人専門のオンライン書道学校「私の書道学校」を主宰し、全国・海外で累計1,700名以上を指導している。石野華鳳 公式サイト:https://profile.syodouhana.com/
■ 「私の書道学校」これまでの歩み
「私の書道学校」では、書道文化を次世代へつなぐ体験型の学びの機会として、"大人の修学旅行"と称した企画をこれまでも継続的に実施してきました。趣味でつながる生徒様同士の交流の場としても好評をいただいています。・2023年5月 奈良にて修学旅行を実施。あかしやショールーム、錦光園にて、それぞれ筆づくり体験を行いました。
・2024年6月 宮城県石巻市にて修学旅行を実施。日本の名硯「雄勝硯」の産地である雄勝硯伝統産業会館を訪れ、硯職人による講話を通じて、硯づくりの歴史と技術を学びました。https://youtu.be/aLzcZ5jD9Ug?si=dpoqi8TvRwqHaoTl
・2025年6月 岐阜にて修学旅行を実施。美濃和紙の里会館にて紙漉き体験を行い、館長より美濃和紙についての講話もいただきました。https://youtu.be/P0HbjIeWsBY?si=Nm2muHyyxPi9mivc
・2025年9月 「書道人口を増やしたい」という想いから、日本初となる体験型書道フェス「祭りっ書」を金沢21世紀美術館で開催。クラウドファンディングでは目標を達成し、約260万円の支援が集まりました。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000144515.html
・2026年9月「私の書道学校」×「東洋額装株式会社」による表装ワークショップを開催(今回)。



■ 東洋額装株式会社 について
広島県福山市に本社を置く、掛軸・額装・屏風・衝立などの表装を手がける専門企業です。1973年の創業以来、一級表装技能士をはじめとする熟練の職人が、全国の書道家・画家の作品を手作業で仕立てています。「書のまち」福山に本社を構える企業として、第4回福山ブランド(素材・技術部門)にも認定されています。東洋額装株式会社:https://toyogaku.co.jp/company/
■ 関連サイト
私の書道学校:https://www.ishino-kahoh-salon.fants.jp/石野華鳳 公式サイト:https://profile.syodouhana.com/
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