プロテイン「摂取したことがない」が6割超 ~運動する人は5年前よりやや増加、汗・におい対策は女性がより入念~




 国内約1,600社が利用する一般消費財流通の情報インフラを運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:坂田政一) は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第248号として、運動に関する意識調査(対象4,000人)の結果をご紹介します。
※回答率(%)は小数点第2位以下を四捨五入し同第1位までを表示しています。そのため、内訳の合計と表示値が異なる場合があります。
 本調査は、令和2年(2020年)国勢調査による年代別の人口構成比に合わせてウエイトバック集計を行っています。

- 運動している人は約6割、5年前よりやや増加

 今回は運動に関する意識調査を実施しました。(過去には2020年にVol.140「コロナ流行下での運動」、2021年にVol.160「ランニング・ウォーキング」として調査を実施しています。)
 まず、日常的にしている運動・スポーツを聞くと(図表1)、最も割合が高いのは「ウォーキング・散歩」(41.1%)でした。次いで「体操・ストレッチ」(17.8%)、「筋力トレーニング」(15.2%)、「ランニング・ジョギング」(10.8%)と続きます。一方、「日常的に運動・スポーツはしていない」という人は39.7%でした。
 男女・年代別に見ると(図表不掲載)、取り組む運動の中身には違いがあります。「ウォーキング・散歩」は年代が上がるほど割合が高く、男性70代以上では58.5%、男性60代でも47.3%です。一方、「筋力トレーニング」(男性20代20.8%、男性30代25.2%)や「ランニング・ジョギング」(男性30代30.6%)は若い男性で高いです。
 2021年(Vol.160)に「新型コロナ流行後に日常的にしている運動・スポーツ」を聞いた調査では、「していない」が42.9%でした。設問の前提が異なるものの、運動をしていない人の割合はやや低下しています。項目別に見ると、「ウォーキング・散歩」(35.8→41.1%)、「筋力トレーニング」(12.5→15.2%)、「ランニング・ジョギング」(7.0→10.8%)が伸びた一方、「体操・ストレッチ」(22.9→17.8%)は低下しました。コロナ禍で広がった自宅中心の運動が落ち着き、屋外で行う運動や筋トレへ回帰する動きがうかがえます。



- 運動している人の8割超が週1回以上

 運動・スポーツをしている人に頻度を聞くと(図表2)、「週に2~3回」(27.3%)が最も多く、「ほぼ毎日」(20.6%)、「週に4~5回」(19.8%)、「週に1回」(14.7%)と続きます。週1回以上の合計は82.4%で、運動習慣がある人の多くは、ある程度定期的に体を動かしているようです。



- 筋トレ・有酸素を「意識して」行う人は4割台、若い男性で高い

 運動・スポーツをしている人に、筋力トレーニングと有酸素運動をどの程度意識して行っているかを聞きました(図表3)。「強く意識して取り組んでいる」「ある程度意識して取り組んでいる」の合計は、筋力トレーニングで43.4%、有酸素運動で47.3%でした。運動をしている人でも、半数前後は特定の種目を強く意識せずに体を動かしている計算になります。






 また、運動・スポーツをする理由・目的を複数回答で聞くと(図表4)、「健康・体力の維持のため」(68.6%)が突出して高く、「運動不足解消のため」(45.8%)、「体を動かすのは気持ちがいいから」(27.4%)、「ストレス発散・解消になるから」(26.0%)と続きました。楽しさよりも、健康維持という実利的な目的で運動している人が多いようです。



- 汗・におい対策、女性のほうが入念

 運動・スポーツをするときの汗やにおいへの対策を聞くと(図表5)、「こまめに水分補給をする」(48.3%)が最も高く、「タオル・ハンカチで汗を拭く」(43.1%)、「運動後すぐにシャワー・入浴をする」(29.0%)、「汗拭きシート・ボディシートを使う」(28.1%)、「制汗剤・デオドラントを使う」(27.8%)と続きます。「特に対策はしていない」は15.8%でした。男女で比べると、多くの対策項目で女性のほうが割合が高く、汗・においへの対策については、女性がより入念な様子がうかがえます。




- プロテイン、現在摂取している人は2割強

 近年、プロテインを含むたんぱく質補給食品の市場は拡大が続いていると言われます。そこで、プロテイン(粉末、飲料、バー、ゼリーなどを含む)をどのくらい摂取しているかを聞きました(図表6)。すると、「摂取したことはない」という人が64.2%と最も多く、「以前は摂取していたが、今はしていない」(13.7%)を合わせると、現在は摂取していない人が約8割に上りました。
 現在も摂取している人は2割強にとどまります(「毎日」5.0%、「週に数回」8.1%、「月に数回」5.0%、「月に1回以下」3.9%)。
 市場が伸びているとされる一方で、生活者全体で見ると、プロテインはまだ浸透の途上と言えそうです。



 また、プロテインを摂取したことがある人に、好きなフレーバーを聞くと(図表7)、「ココア・チョコレート系」(51.5%)が半数を超えて最多で、「ミルク・バニラ系」(26.8%)、「コーヒー・カフェオレ系」(23.3%)、「いちご・ベリー系」(20.8%)と続きました。




- プロテイン選びのポイントは?

 プロテインの購入・選定時に重視することを聞くと(図表8)、「味・おいしさ」(63.4%)がトップで、「たんぱく質の含有量」(47.1%)、「価格の安さ」(38.7%)、「溶けやすさ・飲みやすさ」(31.8%)が続きます。栄養面もさることながら、続けやすい「おいしさ」が選択の大きな決め手になっているようです。
 「味・おいしさ」については、女性(70.5%)が男性(56.7%)より10ポイント以上高く、「価格の安さ」は男性(44.6%)が女性(32.3%)より10ポイント以上高くなっており、男女で判断軸に違いがあります。



- 「無理をしない」が続けるコツ

 運動との付き合い方や、続けるための工夫、汗・におい対策のこだわりなどを自由回答で聞きました。「義務にせず楽しむ」「無理をしない」ことを続けるコツに挙げる人が多く、通勤や買い物のついでに歩くなど、生活の中に運動を組み込む工夫も目立ちました。また、年齢を重ねて体の変化を実感し、健康維持のために運動を始めた・続けているという声も多く寄せられました。

《運動との付き合い方、続ける工夫、汗・におい対策》

【無理なく続ける工夫】
● 義務にせず楽しい習慣にする。ウォーキングなど、無理をしないように継続でき、音楽を聴いたりして時間を楽しむ。汗をかいたらすぐに着替え、こまめに洗濯している。(女性・40代)
● 基本は毎日行うが無理をしない。旅行のときは休む。「しないといけない」と思わないことで⾧続きしている。20年近く毎朝ストレッチしているおかげで、四十肩・五十肩や更年期の問題は全くなかった。(女性・50代)
● 電車代やバス代が少しでも安くなるなら数駅分歩く。汗対策として日傘も使っている。(女性・20代)
● 街中や駅中では極力階段を使い、トレーニングの時間と位置付けている。(男性・50代)
● スポーツ全般が苦手で嫌いなので、愛犬の散歩と一緒に歩くようにしている。(女性・40代)

【汗・におい対策のこだわり】
● 汗をかいたまま放置するとにおいの原因になるため、運動後はすぐに速乾性の高いシートで体を拭き、衣類をすべて着替えている。ウエアは抗菌防臭機能がついたものを愛用。(男性・40代)
● 汗もかきすぎないよう、ほどほどに運動したい。汗はたくさんかくほうなので、汗染みが目立たない良質の綿素材のトレーニングウエアを着る。(女性・70代以上)

【年齢を重ねて】
● 70代に入り、ある日、しゃがんだり立ったりができない自分に気がついた。それからジム通いを始め、今では餅まきも若い人に混じって拾える。効果を実感しているので続けられる。継続は力なり。(女性・70代以上)
● 心筋梗塞の罹患後、しばらくはジムにも通ったが、今は自宅で朝のベッド体操に始まり、筋トレ、ストレッチ、ラジオ体操、ヨガ、動画でのウォーキングなどを気ままに取り入れている。(女性・70代以上)

【運動が生活の一部に】
● 区立のスポーツセンターで週3~4日スタジオレッスンを受けて汗を流している。10年くらい続けて現在75歳。仲間がいるのでやれるが、この場所に来ないと一人では何もやらないと思う。(女性・70代以上)
● 社会人になってから始めたテニスをもう40年以上続けている。スキルはうまくないが、気の合う仲間と定期的にプレイすることは、自分にとってかけがえのないものになっている。(女性・70代以上)
● 神社参拝を目標に運動すると、心身ともにリフレッシュする。(女性・20代)

【ポイ活を兼ねてやる気向上】
● 歩いてポイントが貯まるアプリを入れると、健康とポイントの両取りでモチベーションになる。(女性・40代)
● 歩数のアプリをインストールし、歩けばポイントが貯まるようにしてモチベーションを保っている。(男性・30代)

【ジムとサウナでリフレッシュ】
● ジムだと、ストレッチ、ヨガ、レッスン、筋トレ、ランニング、スイミング、サウナ、ジャグジー、シャワーなど全てできるので毎週末通っている。(男性・50代)
● テニスの後にジムに行き、サウナに入り、風呂で汗を流してすっきりする。(男性・70代以上)
● 毎日ジムに通い、必ずサウナに入っていい汗をかいている。(女性・70代以上)



調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「運動」に関する意識調査を実施。
期間:2026年7月27日~30日、インターネットで4,000人から回答を得ています。

株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/ 
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。

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