おばんざい屋の特徴は、大皿に盛られた料理がカウンターに何品も並んでいるところにあると思っている。ときにまだ湯気を立てている、作りたての料理がカウンターに置かれることもある。
客は眼の前に用意された料理を見て、食べたい料理を伝える。すると注文を受けた女将などが菜箸で料理を小皿に取り分けてくれる。そういうスタイルのおばんざい屋には何度も通ったことがある。
ところが、ちょっと変わったスタイルのおばんざいを出している店が人気だ。「焼鳥IPPON⁺ Tokyo」(中央区京橋)である。
おばんざいビュッフェが1,500円で食べられる幸せ
関東ではおばんざい屋が少ない(気がする)ことに加え、税込1,500円で食べ放題とあって大評判。昼の営業は11時半からだというのに、10時45分頃から店頭に客が並び始め、開店と同時に席(全58席)が埋まり始めた。
着席後、主菜を選ぶ。「げんこつ唐揚げ」、「鶏もも肉のきじ焼き」、「チキン南蛮」、「豚の角煮」、「本日の西京焼き」の用意があり、この中から1品をチョイス。
私は一番人気のチキン南蛮を頼んだ。
主菜が届く間に、小鉢を持ち、副菜のおばんざいを自分で取ってくるスタイル。
この日用意されたおばんざいは以下の通り。「おかず生姜の冷奴」、「南瓜とクリームチーズのサラダ」、「鶏五目ひじき煮」、「鶏団子の野菜の甘酢あん」、「魚介と茸の旨辛チャプチェ」、「冷製茶碗蒸し 海苔餡」、「お漬物」、「味噌汁」。
「もちろんご飯もあります」と渡邉太基店長が教えてくれた。「おばんざいとの相性を考え、お米は山形産の雪若丸を選びました。厨房の精米機で精米しているのがうちのお米の特徴です」
厨房で精米する飲食店も珍しいし、都内の飲食店で雪若丸を使っているところもかなりレア。
ご飯と冷製茶碗蒸し以外は、お代わり自由だ。
揚げたてのチキン南蛮と雪若丸のご飯を店長が運んでくれたところで、副菜のおばんざいと一緒にいただくことにした。
























