いよいよ本編最後のときが近づく。琴の音が聴こえる、『MAXIMUM』だ。ユンホがメインステージ中央に、ポップアップで勢いよく登場。肩に金の飾りをあしらった白いダブルのスーツに身を包んだユンホは貫禄十分。ドームの大歓声を一身に浴びながら、首をまわし凛々しい表情で会場を見渡す。2時間以上、歌い踊ってきても、まったくブレないキレキレのダンスでワンコーラスを魅せた。ツーコーラスでは、センターステージにチャンミンの姿が。ユンホと同じ白いスーツながら、こちらはシングルひとつボタンで胸元がザックリ。セクシーながらも気品溢れるスタイルで、スーツの裾を優雅に翻せば、当然のように会場からは悲鳴が上がる。ダンスブレイクでは、「TONE」ツアーを彷彿とさせる、和傘のパフォーマンスも披露した。
そして、トドメとばかりに放つ『Rising Sun』。爆音とどろく会場、スクリーンには真っ赤に燃える太陽と炎。迫力満点のダンスはいつもながら、ダンスブレイクにアレンジが加えられ“スローダウン”。ニヤリと笑みを見せるチャンミン。「Feel It」「Tappin’」「Claps」「High-hat」「Bass」…と、次々に繰り出し会場をグイグイ惹きこむ。チャンミンが先頭になってダンサーを従えステップで前進。文句ナシにカッコイイひとコマだ。そして、ヘッドバンギングどころか全身をシェイクするユンホの鬼気迫るパワフルなダンスに息をのむ会場。“これが東方神起”といわんばかりの圧巻のパフォーマンスに、もう言葉は出ない。
5万5000人の「東方神起コール」に迎えられ、アンコールの1発目は『B.U.T (BE-AU-TY)』。盛り上がること間違いなしのテッパン曲で盛り上がると熱くなった空気を一旦冷ますように、MCへ。ユンホが会場に問いかける。「懐かしい曲も歌ってるんですけど、どの曲が一番好きだった?」。答えが揃うはずもなく……「バラバラだから。声を合わせて言ってください」と無理な注文で沸かせる。「どれも選べません」というチャンミン。そして、ユンホが「さっきチャンミンが『Forever Love』を歌ったけど」というと、チャンミンは再び「何度も~♪」と披露するそぶり。当然、会場から喜びの悲鳴があがったが、チャンミン「歌わな~い」とバッサリ。ユンホは、「東方神起は名曲がいっぱいあるから、いつかは全部歌います!」と約束してくれた。