画面のない小さな端末を持ち歩くだけで、街のWi-Fi電波から10系統・500体のモンスターが生まれる。アプリ・通信料は不要。

くまひこ電子(運営:オトコロドットコム株式会社)は、2026年10月15日、画面のないマッチ箱サイズのゲーム機「AIRバトラー」β版の販売を、「くまひこ電子ショップ」(BASE)で開始します。価格は7,800円(税込)、2台セットは13,650円(税込)。
端末を持ち歩くと、周囲のWi-Fi電波の状況に応じて、全500体のモンスターの中からその場の環境に合ったモンスターが集まります。他のAIRバトラーユーザーと半径50m以内ですれ違うと、3体一組の自動バトルが始まり、戦歴が共有されランキングが生成。専用アプリのインストールも通信契約も不要で、集めたモンスターはブラウザで確認します。企画、設計、プログラム、3Dプリントによる筐体の出力、組み立てまで、ほぼすべてを開発者1名が行っている国内生産のゲーム端末です。
AIRバトラーとは
AIRバトラーは、画面のないマッチ箱サイズ(19mm×35mm×48mm/33g)のゲーム機です。モンスターを集めるためにすることは、端末と一緒に出かけることだけです。持ち歩いているあいだ、端末が周囲のWi-Fi電波の全体像を読み取り、街なかや郊外など、その環境に応じたモンスターとの出会いを貯めていきます。集まったモンスターは、スマートフォンのブラウザで確認します(アプリ不要)。好きなモンスター3体でチームを組み、バトルモードをONにした状態で他のAIRバトラーとすれ違うと、チーム同士のバトルが自動で始まり、結果はあとからブラウザで再生できます。
4つの主な特徴
- 場所が変われば、出会うモンスターも変わる端末は周囲のWi-Fiの数や強さ、密集具合を読み取り、その場の環境を10の系統に見立てます。人けのない郊外では荒野系、賑わう街中では都市系。通勤路と休日の散歩道では、集まる顔ぶれが変わります。
- すれ違うと始まる、3体リレーの自動バトル
3体が先頭から順に戦うリレー形式で、自動で進みます。勝敗を分けるのは、並び順と5つの属性の相性、260種類の特技。同じ相手とは、チームを組み替えないかぎり再戦できません。
- 強さの評判は、人づてに広がる
バトルに勝つと評判が上がり、次にすれ違った相手の端末へと伝わっていきます。「ちかく」「近所」「とおく」の3つのランキングがあります。
- 集めて、合成して、全500体の図鑑を埋める
合成でしか出会えない個体や、出現率の低いモンスターもいます。合成レシピは50通り、遊び方に応じた称号は52種類です。モンスターの譲渡はコピーではなく、自分の端末から相手の端末へ渡す仕組みです。
開発の背景――外に出る理由が少ないこの時代に、動く楽しみを
スマホ1台で買い物も娯楽も完結するようになり、外に出る理由は減っています。20代が休日にモバイル機器でインターネットを使う時間は、1日あたり324.5分です(総務省情報通信政策研究所「令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」13~79歳の男女1,800人対象)。AIRバトラーは、東京から青森県に移住したオトコロドットコム株式会社 代表取締役の斉藤翔が開発しました。移住先では、何をするにも自分で動かなければ始まらない環境。そこで動くこと自体の面白さを知り、「移動を促し、人生を豊かにする」を開発の軸にしました。Wi-Fiの電波状況だけでなく、移動する速度によって出会うモンスターが変わる仕様は、この軸から決めています。
評判の設計にも同じ軸を通しており、AIRバトラーはサーバーを持たず、バトルで上がった評判はすれ違った端末へ直接渡ります。書き込むことも、消すこともできません。その場所を実際に歩いた人だけが、評判を運びます。
周囲の電波を一日中読み取り続ける処理は、スマートフォンのアプリでは再現困難なため、専用端末として設計することにより、スマートフォンを取り出さずに遊びが進む点が、この端末の特徴です。

バトル画面の一例
ゲームの先にある技術――電波から「その場の気配」を読み取る
AIRバトラーの核は、周囲のWi-Fi電波の全体像から「その場の気配」を読み取る仕組みです。今後は、電波の観測データをもとに、大規模言語モデルの開発に似た自己教師あり学習などの手法でモデルを訓練し、GPSを使わずに「いまいるのがどんな場所か」を判定する技術の開発を目指しています。カメラ以外の方法で周囲の環境を理解するこうした技術は、フィジカルAIなどの分野に活かせる可能性があり、次のガジェットのアイデアにもつなげていく考えです。
開発者・モニターのコメント
〈オトコロドットコム株式会社 代表取締役・斉藤翔〉青森に移住し、DIYのために電気工事士の資格を取ったことから電子工作にのめり込み、個人でさまざまなガジェットを作るようになりました。AIRバトラーも、そのひとつです。
東京にいた頃は、交通の便はいいのに、休みの日は家でスマホを見て過ごしがちでした。青森に来てからは、ふらっと出かけることが増えました。AIRバトラーは行く場所が変われば出会うモンスターも変わるので、休みの日に「ちょっと散歩に行ってみるか」と思うきっかけになればうれしいです。
〈先行モニター・T様〉
図鑑は110体まで発見できていて、モンスターを探して集める楽しさを感じています。
ゲーム内で使用する引換券の貯まる速さがちょうどよく、ストレスにも飽きにもなりません。
同じモンスターでも個体で強さや技が違うので、良い個体を探す楽しみもあります。
本体が小さいので気軽に持ち歩けます。
まだ持っている人が少なくすれ違いバトルが起きにくいので、バトルができる日を楽しみにしています。
β版の販売概要
AIRバトラーは、8月より先行モニター版の販売を開始しており、2026年10月15日よりβ版の販売を開始します。
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