フォトギャラリー【写真ギャラリー】名画多数! 展覧会の模様をすべて見る
  • ルーヴル美術館展/ティツィアーノ《鏡の前の女》1515年頃
  • ルーヴル美術館展/バルトロメ・エステバン・ムリーリョ《物乞いの少年(蚤をとる少年)》1647-48年頃
  • ルーヴル美術館展/ヨハネス・フェルメール《天文学者》1668年
  • ルーヴル美術館展/クエンティン・マセイス《両替商とその妻》1514年
  • ルーヴル美術館展/会場の様子

現在、東京・六本木の国立新美術館で開催されている『ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』。

6月1日まで国立新美術館で開催後、6月16日からは京都市美術館のへ巡回。京都に赴けば、9月27日まで楽しめる、長期会期の展覧会となっています。

中でも注目は待望の初来日を果たした作品! それが17世紀オランダを代表する画家・フェルメールの傑作『天文学者』です。フェルメールといえば、代表作に青いターバンを巻いた『真珠の耳飾りの少女』を思い浮かべる人も多い、有名な画家ですよね。

そんなフェルメールの貴重な作品を目玉に、人々の日常生活を題材とする「風俗画」を集め、展示。制作した時代の社会の状況や世相を反映させ、風刺を入れたり、警告の意味をこめたり、人の営みを描いているのが「風俗画」。

この展覧会では、有名画家が描く名画によって16世紀初頭から19世紀半ばまで、約3世紀半にわたるヨーロッパ風俗画の多彩な展開と、その中に生きる人々を見ることができます。

展示作品の作者には、ティツィアーノ、レンブラント、ルーベンス、ムリーニョ、ル・ナン兄妹、ヴァトー、ブーシェ、シャルダン、ドラクロワ、ミレーなど、ヨーロッパ各国、各時代を代表する巨匠が名を連ねます。これも膨大なコレクションを誇るルーヴル美術館だからこそ、実現できたこと!

『フランダースの犬』で主人公・ネロがルーベンスの絵を観るために大聖堂を訪れたように、宗教画や神話画のイメージが強いルーベンスですが、風俗画も描いていたんですね。

より楽しむために音声ガイドを借りよう

ちょっと難しい、画家や時代背景の知識があまりない、と不安な人は、音声ガイド(550円)を借りるのがオススメ! 音声ガイドは声優の安井邦彦さんが落ち着いた良い声で案内してくれる「一般ガイド」と、『名探偵コナン』のコナンが案内する「コナンガイド」の2種類から、好きな方を選びましょう。

「コナンガイド」はコナンと一緒に風俗画の謎を解いていくというもので、大人も楽しめる内容となっています。

さらに、無料でもらえるコナンの「ルーヴル美術館展 ヴィジュアルガイド」も入口に置いてあるので、逃さずゲットしておくべし! 意外と見どころ解説に役立ちますよ。