理想の男性と出会う確率を上げるために、すべきこととは?
――左部様の考える「決めておかないといけないこと」が定まっていない人は、運命の相手と出会える「結婚相談所」にきたとしても、やはり出会えないんですか?
左部:出会えませんね。出会ったとしても、気づかなかったりします。こちらが「いいと思う」とアドバイスしても、やはり最終的に決断するのは、本人ですから。
――どういったことを決めておくべきなのでしょうか?
左部:一番大切なのは、お相手に漠然としたイメージを持つのではなく、結婚したいと思った時から、お相手像を明確にすることです。
年齢は何歳くらい、職業はこういう職業、生活パターンは、趣味や嗜好は、外見の好みはなど、細かいところまで詳細に明確にしておいてください。その方がお相手探しもしやすくなりますし、目の前に現れた時に「交際しよう」とすぐに決断できるはずです。
――確かに「いいかも」と思った人より、「絶対にこの人だ」と思った人への方がアプローチもしやすいですね。
左部:またタイミングは非常に重要で、交際も結婚もタイミングです。タイミングを逃すと一生、結婚できないままとなってしまうこともめずらしくありません。
――「3つのing(タイミング、フィーリング、ハプニング)」が恋愛や結婚にとって大切と言いますが、結婚カウンセラーの左部さんから見てもそうなんですね。
左部:20代や若い頃の恋愛は純情で一途、垣根なしで人を好きになれるときです。その感情のまま結婚できれば一番いいのですが、やむなくあきらめざるを得なくなった時に、一生思いを残すことになり、本人にとっても家族にとっても辛い結果となります。実際、それが原因で結婚できてない方が多いです。
――女性側が結婚したくても、男性がプロポーズしてくれないというケースもありますが・・・
左部:女性は結婚モードに入っているのですが、男性が結婚はまだしたくないと結婚から逃げることから、交際中のカップルが別れに至るケースですね。
この場合、女性はその相手と別れると、次のお相手とは早く結婚するケースが多いです。ある一定期間交際をしても、お相手が結婚の気持ちがない場合は、見切りをつけて他の相手を探して結婚したほうがタイミングを逃さず結婚できます。
――なるほど!「具体的なイメージを持ち、タイミングを逃さないのが大切」ということは分かりましたが、理想の相手像にどこでわかるか分かりませんよね?そういう場合、どうやって気づいたらいいのでしょうか?
左部:第一印象で判断しましょう。会った瞬間、自分の好みの人と思ったら、見逃さないようにしてください。女性からのアプローチで成婚しているカップルも多いので気に入った相手がいたら、女性からもアプローチしていくことが大切です。
――第一印象で「この人だ!」と思うためにも、より理想の相手像を具体化しておく必要がありそうです。
左部:実際、婚活している女性の多くが、具体的なイメージを持っていないために、出会えていないんです。また「女の勘」が鈍りすぎているのも理由の1つです。
――「女の勘」・・・ですか?