応援してくれる方も、“すぐに上手にならなくてもいいから、この子の成長が見たい”って、思って下さるんじゃないかなと思うんです。“育成”というのかな。その心が強かったですね。

亜柚香は、すごく器用ですね。パフォーマンスもできるし、SKE48にノータッチだった一色ちゃんに対して、「SKE48に入りたい」って、最初から最後まで言い続けてくれた子で。

だから、2人ともまったく違うタイプの子を入れた方がいいと思ったんです。まして亜柚香の方が年下で、自分より年下の子が、パフォーマンスができるというので、一色ちゃんのプライドもあると思うから。

一色ちゃんは、器用じゃないけど、とにかく頑張り屋さんだと聞いていたんです。ダンスが踊れてなくても、「楽しい?」って聞いたら、「ハイッ!! 楽しいです!」って、ヘラヘラしてるって(笑)。

そうスタッフさんに聞いて、ずっと気になって子で。だから“この2人はいいかも”と思ったんです。まず、2人で刺激を与え合って、その刺激を、外から見る私たちにも与えてくれそうだなって思って。

ーードラフト会議では、当たりくじを引き当てて、念願の2人の候補生を獲得することができたんですよね。

あのときは、チームというより、SKE48全体がすごかったですね。皆、大満足でした。最初にSKE48の3チームで会議をしたんです。“自分のチームに”とか、“どの子がほしい”というより、“どういう子が、これからのSKE48に必要か”って話し合って。

それから、いいと思う子を選んで、作戦を立てていったんです。だから、チームSだけじゃなくて、どこのチームの子も、皆がほしかった子だったから“よっしゃッ!! ”って思いましたね。

ーー佐江ちゃんは、後輩メンバーから慕われている様子がよく見られますが、今回は“後輩との関係づくり”について聞いてみたいと思ってるんです。後輩への接し方について、芸能界の先輩や、自分の周囲の人で、参考にしている人などはいますか?

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