もともと、この本が出る前に、“最後”っていう言葉を、公表していいか分からなかったんです。もし、分かっていたら、ポスターも、もう少し違う案が出てきたかもしれないなと、後から思って。

本が発売されて初めて、“あ、最後って載ったんだ”と思ったんです。インタビューを受けているときも、「NGが出たら、使えないかもしれないですけど、私、今年を最後にしようと思ってるんですよね」って、お話してたんです。

本が発売されて初めて、“あ…、「今年最後」って、言ってもいいんだ”って、思ったんです。だから、ちゃんと自分の口から言うことを解禁したのは、本が発売されてからですね。

ーー“今年の総選挙で最後”と思ったのはいつ頃ですか?

それは、去年の総選挙で初めて“くやしい、来年も絶対出たい!”って思えたから、“じゃあ、そのときで、もう終わりでいいかな”って思ったんです。

それに自分的に、私の卒業もたぶん、そう遠いものではないと思ってます。だから、どんどん順位が下がってからの卒業よりも、“選抜メンバーであり続けた”っていうのを残したいなってすごく思ったんです。

来年の総選挙となると、厳しいところがあるかなとも思うし、来年は、自分っていうよりも、今、頑張っている後輩に入ってほしいと思ってるから。うん。

そう思っているので、“今年だけは、もう1回、総選挙で16位以内に入りたいな。だから今年だけ、最後でいいのでやらせてください”みたいな感覚ですね。

ーーなるほど。実は不思議に思っていることがあるんですよ。というのは、ここまでの佐江ちゃんのお話でもそうですが、佐江ちゃんは「この人が入ったらいいですよね」って、すごく自然にお話してくれますよね。

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