コロコロと転がってしまうサラダのお豆、ぐしゃっとクリームが飛びでてしまうミルフィーユなど、きれいに食べるのが難しい料理やスイーツ。
お食事デートで粗相をしそうになると、思わず冷やっとしてしまいますね。
一見、食べづらい料理やスイーツも、ちょっとしたコツを心得ておくだけでスマートに食べることができます。食べづらい料理を、美しくいただくコツをご紹介します。
1: サラダの豆類など、転がってしまうもの
サラダのひよこ豆など、お皿の上でコロコロと転がってしまう食材は、フォークの腹に乗せて食べます。
フォークとナイフの両方があるときは、左手にフォーク、右手にナイフを持ちます。このときの持ち方がポイント。
フォークは腹を上にして持ち、ナイフは鉛筆を持つようにして持ちます。フォークの腹に、ナイフで豆類を寄せるようにして乗せ、そのままフォークを口まで運びます。
上手にできると、とてもスマートなので、ぜひ練習してみてください。
2: サラダの水菜やレタスなど、大ぶりの野菜
サラダに入っている水菜や大ぶりのレタスなど、大ぶりの野菜。
フォークにうまく乗らずポロポロこぼれてしまったり、大口を開けねばならず、難しく感じることがありますね。
水菜や千切り野菜など棒状のものは、ある程度同じ方向にまとめて、束の部分にフォークを刺すとまとまります。
レタスなど大きな葉野菜は、ナイフで切ると切り口が酸化し、口当たりが損なわれてしまうので、フォークとナイフを使って小さくたたみ、口に運んでください。
3: ボリュームのある分厚いハンバーガー
ボリュームのある分厚いハンバーガーは、大口を開けてかぶりつかなければならず、人前では躊躇してしまうメニューですね。でも、大丈夫。スマートにいただくコツがあります。
一度上からプレスして、厚みを押さえましょう。ある程度、ボリュームがおさまったら、ナイフとフォークでカットして食べます。
ほとんどの場合、バンズとパテをピックで刺してあるはずですので、カットするときには、このピックをうまく活用します。
ピックで止めた位置までカット、またピックをずらしてカット、と繰り返せば、残りのハンバーガーがくずれて見苦しい状態になるのを防げます。
4: ワタリガニのパスタ
パスタの上に原型をとどめたまま、どーん! と乗っている蟹は、デコレーションです。
実はほとんどありませんので、麺のわきによけて食べ進めてください。蟹の足がばらばらと入っている場合も同様です。
パスタ類をキレイに食べるコツは、すすらないこと。そのためには、一回に口に運ぶ麺を少なくしましょう。3~4本をフォークに巻き付けて、ひと口サイズにしたら、そのままパクリと口に入れます。
また、基本、スプーンは使用しません。本場イタリアでは、スプーンを使うのは子どものみ。フォークだけでいただきます。