良い関係性を築けるカップルの3つの特徴とは?

不幸な関係になってしまうカップルが持っている『一体感』に対し、良い関係を築けるカップルは『離別感』を持っています。

離別感は、「相手と自分は違う人格や考えを持つ、別の人間」という感覚のことを言います。

離別感を持っているカップルには、以下のような特徴があります。

1.一人の時間を大切にする

離別感を持っている人は、「常に恋人と一緒に過ごしていないと不安」という感覚はなく、自分一人の時間もとても大切にしています。

また、相手が新しい趣味や楽しみを持つことに特に抵抗を感じず、相手の時間を大切にします。

2.意見の相違を受け入れる

離別感を持っている人は、他人と自分の違いを受け入れることができる人です。

相手が自分と違う考えを持っていた場合、「そんなのおかしい!」「変!」「あなたは間違っている!」と真っ向から非難や否定をするのではなく、「そういう考え方もあるんだね」という受け止め方をします。

そして、相手と自分の違いで対立したときは、話し合いをすることで解決しようとします。

自分の意見やルールを一方的に押し付けることはありません。

3.感謝の気持ちを持っている

離別感を持つ人は、他人に対し感謝の気持ちを持っています。

相手が自分のためにやってくれたことに対し、素直に感謝ができます。

「やってくれて当然」という感覚はありません。

離別感は「オトナとオトナ」の関係

離別感があると相手の意見を尊重できるし、意見の相違があっても激しいケンカになることなく、お互いのために建設的な答えを出しやすいのです。

離別感は、身近な人と良い関係を築き続けたいなら、必ず持っておいたほうがいい感覚です。

離別感を持つということは、別の言い方をすれば、“相手を一人の人間として認める”ということ、そして、“相手は自分のために生まれてきたのではない”という考えを持つということです。

離別感を持つと、相手の存在を尊重できるようになるので、良好な関係をキープしやすくなります。

「オトナとオトナ」の関係と言うことができますね。

もし、「自分は恋人に対して一体感が強いな…」と感じるなら、なるべく早くそれは手放して生きるようにしていくべきでしょう。大切な恋人を苦しめることになります。

あるいは、今まさに、恋人を苦しめていたり、窮屈さを与えてしまっているかもしれません。深く傷つけているかもしれません。

また、一体感の強い男性と付き合ってしまうと、あなたが苦しさや窮屈さを感じることになります。

一体感は、小さな子どもが親に甘えるような、「子どもっぽい、幼稚な」恋愛です。

そのような恋愛を経験として一度や二度は持つこともいいですが、いずれは卒業しなければいけません。

お互いを尊重し、支え合えるような「オトナな」恋愛を目指していきたいですね。

3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。 2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。 [ブログ]