ついに頂上へ!
薬王院からさらに歩くこと20分。ついに高尾山の頂上に到着しました!やったー!
頂上には展望台はもちろん、自販機や飲食店が並び、トイレも綺麗と、設備が充実しています。
ゴトウ「さすがにこの曇天では見えませんが、天気のいい日は富士山まで見えるらしいですよ」
サカイ「全体的に雲ってはいるが、これはこれで趣があるような」
お店に入り、名物のとろろ蕎麦をいただき、いよいよ下山です。
で、下り道ももちろん「ヤマノススメ」のアニメを真似て、今度は六号路を下っていくことに。
この六号路は、登りに使った一号路に比べると舗装もされておらず、いかにも「山道」という感じが味わえます。途中では飛び石や、修行用の滝もあったりする人気コースだとか。
ゴトウ「あと忘れていけないのは、『ヤマノススメ』の劇中で、主人公のヒロイン2人が六号路を使って下山する途中、一人で登山にやってきていた女子中学生のここなちゃんと出会うシーンがあるんですよ」
サカイ「ほほう。そりゃ行かないわけには」
ということで歩き始めたのですが、先ほどからパラパラと降っていた雨が、だんだん勢いを増してきました。道が舗装されていないだけあって、雨に濡れると明らかに滑りやすくなります。
足元に気をつけながら、慎重に進んで行く我々。正直、聖地巡礼どころじゃ…
ゴトウ「あれ?」
サカイ「なんだ?雨も強くなってきたし、急ぐぞ」
ゴトウ「ちょっと待ってください!こ、この木!この木は!」
サカイ「…?」
ゴトウ「アニメの背景そのままだ!」
ヤマノススメの中で、主人公らとここなが出会うシーン。
このシーンに描かれている木が、まさにこれです!
アニメの聖地巡礼で、建物などが現実と劇中とで全く同じというのは珍しくありませんが、まさか「生えている木」まで一致するなんて!凄い!
ゴトウ「そっかー。この場所で、あの3人が出会ったわけか…」
写真で見るだけだと「単に一致しているだけ」と感じるかもしれません。しかし実際に目の当たりにすると、全然違ってきます。
このシーン、頂上から歩いてきた主人公たちは、これくらい疲れていたのか。狭い道を抜けて、広い場所に出た安心感。そして、その場所での出会い…。アニメでは描ききれない、「来るまでの苦労」や「この場所の空気」などを、体感として理解できるわけです。
以降、アニメでこのシーンを見た時に、以前よりもより多くのことを感じることができるでしょう。これこそが聖地巡礼の醍醐味です。
そんな風に感激している間にも、だんだんと雨が激しくなってきました。
サカイ「感激してるところ悪いが、雨が強くなってきたぞ」
ゴトウ「こりゃいかん。急ぎましょう!」
途中、アニメに登場していた琵琶滝を見学しつつ、さらに40分ほど歩いて…六号路の終点に到着!
疲れたし、足はガタガタだけど、やり遂げた感が心地いい!
サカイ「天気はいまひとつだったが、来た甲斐はあったな」
ゴトウ「そうですね。雨に濡れた少女も居なくて、本当に良かった」
また、次こそは晴れた日に来たいと心に誓い、帰宅の途についたのでした。
…さて、無事に自宅に到着して。
楽しかった!で、実は…。みんなに隠れて、ちょっといただいてきちゃったものがあるんですよね…
道中の木陰に、大きなキノコが生えていたんです。
あまりにも美味しそうだったんで、ちょっと失敬してきたんですよ
このキノコを、バターと醤油で炒めて…
ゴトウ「いただきまーす!」
ゴトウ「うん、美味い美味い!それにしてもアニメの聖地巡礼だけじゃなく、寺院にお参りもできて、名物も食べれて、さらに美味しいキノコも食べれて!」
ゴトウ「高尾山は最高だな!あはははは!」
ゴトウ「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
ゴトウ「ふはゆひゃうhyしあdjklうぇ@pますうあひゃ!」
(おわり) (一部フィクションを含みます)
※山に生えている植物などを持ち帰ることは、自然破壊につながりますので絶対にやってはいけません。特にキノコはいわゆる「ワライタケ」のように毒性のあるものも多く、素人の判断は非常に危険です!