ご無沙汰しております。ヌルオタおじさんのゴトウです。
みなさん、「ヤマノススメ」というアニメをご存知でしょうか。
高所恐怖症である主人公の女子校生が、友人に連れられるまま登山に挑戦していくちに、山の楽しさ、素晴らしさに目覚めていくという漫画で、数年前にアニメ化されました。短いながらも非常に丁寧に作られた作品で、二期まで作られるという人気っぷりなのですが。
サカイ「負けてられん!我々も登山に挑戦するぞ!」
ゴトウ「いわゆる聖地巡礼ですね。行きましょう!」
理屈はよく分からないまま、オタク友達のサカイさんと、「ヤマノススメ」を真似て登山に挑戦することに。よーしさっそく富士山へ…と大風呂敷を広げたいところですが、完全初心者の我々が無謀な挑戦をするわけにもいきません。
まずはアニメ序盤のエピソードに習い、高尾山に挑戦することに。
調べてみると、高尾山は関東在住の人にはお馴染みの山らしく、都心から電車で1時間程度の距離。登山コースが整備されているのはもちろん、ケーブルカーやリフトも完備、おまけにビアホールなども営業しているとか。
なにこれ至れり尽くせりすぎませんか!テンション上がってきたー!
…と思いきや、当日の天気予報は雨。
出発の地点で雨は降っていないし、警報や注意報なども出ていないものの、どうにも重たい雲が空を覆っており、コンディション的にはいまひとつと言わざるを得ません。
サカイ「どうしよう。別の日にする?」
ゴトウ「いや、ここはむしろ、率先して行くべきでしょう」
サカイ「率先?なんで?」
ゴトウ「アニメで得た知識ですが、高尾山には女子高生が多く来ているはず。しかも今は6月。衣替えも終わっている時期です」
サカイ「ふむふむ」
ゴトウ「夏服が雨で濡れると…どうなると思う?ワトソン君」
サカイ「あっ!ひょっとして…」
ゴトウ「そうです。制服が透けて、下着が透けてしまう。いわゆる『透けブラ』状態になってしまうわけですよ」
サカイ「大変だ!花も恥らう年頃の乙女に恥をかかせるわけにはいかない!今すぐチェック…じゃない、我々が助けてあげなくちゃ!」
ゴトウ「へへ、お前にだけいい格好はさせるわけにはいかねえな」
サカイ「急げー!」
…というわけで前のめりになりつつ、まずは高尾山口駅まで到着。天気は…
曇ってはいるものの、雨は降っていませんでした。
サカイ「…降ってないな」
ゴトウ「…誰も…濡れてませんね…」
サカイ「…」
ゴトウ「…」
サカイ「帰るか…」
いやいやいや。駅からちょっと歩けば、すぐに登山道です。せっかくここまで来たことだし、登山に挑戦することに。