1. マタハラの証拠を残そう!
マタハラに遭ったという証拠を残しておくと、後々自分の身を守るために役立ってくれます。
妊娠報告や育休面談、復帰面談など、上司や人事と妊娠・育児に関係のある話をする際は、会話をICレコーダーで録音しておきましょう。
ただ、いかにも「ただいまレコーディング中で~す」と言わんばかりの態勢をとると、相手はその時だけマタハラに相当する言葉を使わないよう、細心の注意をはらっちゃいます。そりゃそうですよね。
最近は、ペン型、クリップ型など、目立たない形状のものも売られているので、そういうのを利用するとよろしいかと。スマホのアプリにも録音ツールがありますから、そうしたものも便利ですよ。
それと、質問に対してもらった回答や労働契約に関する話は、口頭ではなく書面でもらうようにすると、なお良いとのこと。言った/言わないを問題にするとキリがないので、大事なことは書面に残して!
もし、録音も書面もできなかった場合でも、あきらめたらそこで試合終了ですよ。記憶がまだなまなましいうちに「いつ、どこで、何をされたか」を日記風に書き留めておくこと! それだけでも、何らかの効力を持つものです。
2. ユニオン(組合)に相談・加入する
会社組織と交渉するのに、女性一人では明らかに不利ですよね。企業でユニオンがあればそちらへ、なければ個人で加入できるユニオンに相談するといいそうですよ。
ユニオンというのは、個人単位で加盟できる労働組合のこと。経営者がユニオンとの交渉を拒否すると法律違反に問われちゃうのだそうです。企業はユニオンの交渉要求やデモ、抗議活動などを嫌って、譲歩する可能性が大とのこと。へ~、覚えておきたいですね。
3. 弁護士ホットラインに相談する
労働問題について、無料で相談に乗ってくれるホットラインに連絡を、という方法もとれます。
マタハラなら「女性弁護士による働く女性のためのホットライン」が連絡しやすいかもしれませんし、男性弁護士もいる「日本労働弁護団」もありますよ。
自分の身を守ることを考えて!
マタハラNetさま、ご協力ありがとうございました!
マタハラに悩むことがあったら、この記事の情報を役立ててくれる方がいたら嬉しいです。
そうそう、筆者の母も、雇用主から「雇ったのはおまえだけだ。おまえの子どもまで雇用したつもりはないからな」という、きつ~い言葉を投げつけられた経験があるそう。そうした環境下で誕生してしまった子どもが、私だったりします。
私個人の感じ方ではあるのですが、そんなに母が苦しんだ話を聞いてしまうと、「産んでくれてありがとう」という感謝よりも、「生まれてすみません」という罪悪感が非常に強かったりして……。もちろん、「生まれてくるこの子のために頑張らなくちゃ」という“母親”としての決意は、すばらしく尊いもの。でも、同時にとても重くて、子どもを後々苦しめてしまう面もあるのではないでしょうか。
「わが子のために」という前に、ママ自身が「自分の身を守ろう」とする発想でマタハラ対策に臨んでもいいのではないかな~と、筆者個人は考えているのですが、いかがでしょうか。
いずれにせよ、母子両方にツラい思いをさせるマタハラ自体がとんでもない問題ですよね。早くなくなってくれることを願いましょう。
STOP!マタハラ!!