虐待の事実がないにも関わらず、児童相談所に通報されてしまうことがあるというのをご存知でしょうか。

「愛する我が子を虐待するわけがない!」といったママがほとんどではありますが、周辺住民や関係者からすると「虐待しているのではないか」と疑わざるを得ないケースがあるようです。

そこで、今回は周囲に誤解されやすいケースについて詳しく解説します。

「虐待」と誤解されやすいケースとは

さっそく、虐待と誤解されやすいケースについて見ていきましょう。

大きな声で叱りつける

誤解されやすいケースとして比較的多いのが「大きな声で叱りつける」というもの。イライラしてつい大きな声で叱りつけてしまった…という経験のあるママは多いと思います。

「宿題をやらない」「片づけをしない」「約束を守らない」など、ママにとって、大きな声で叱りたくなるシーンは多いでしょう。

しかし、周辺の住民からすると「虐待なのでは」と疑いたくなってしまうものなのです。

大きな物音

聞き馴染みのないような「大きな物音」は虐待と誤解されやすいケースです。

どのような物音か、にもよりますが「何かを叩くような音」「人が固いものにぶつかるような音」などは子どもを叩いているのではないか…と周辺住民を不安にさせてしまうようです。

ママとしては、単なる家事であったり、ちょっとした模様替えである場合も多いのですが、事情を知らない周辺住民は虐待を疑ってしまいます。

特に、夜間は静かであるため、ちょっとした物音も響きやすいもの。子どもに危害を与えているのでは?と疑われるきっかけになってしまうでしょう。

子どもの大きな泣き声

ママを悩ませる、子どもの大きな泣き声。これも、虐待を疑われる原因の一つです。

とはいえ、子どもが泣いたからすぐに虐待と疑われるわけではありません。疑われやすいのは「長時間に及ぶ泣き声」「数十分おきの断続的な泣き声」です。

長い時間泣き叫ぶ声が聞こえてくると、周辺住民は「何かあったのでは」と驚くもの。虐待を疑う方も多いため、長時間に及ぶ泣き声は児童相談所に通報されることがあります。

また、数十分おきの断続的な泣き声も、虐待を疑われやすい傾向にあります。泣き止む、泣く、泣き止む、泣く、の繰り返しは、その都度子どもに暴力を振るっているからではないか?と不信感の原因に。

大きな泣き声と、時間、頻度次第では、虐待と疑われてしまうことを覚えておくと良いでしょう。

服で隠れる場所の痣

子どもは転んだり、ぶつかったりと、あらゆる場所に痣を作ってしまうものです。ママにとっては、日常的なことであっても、見る人によっては「虐待では?」と不信に思われてしまうことがあります。

特に「服で隠れる場所の痣」は、虐待を疑われやすいものです。「あえて見えない場所を狙っているのか」「虐待を隠すためなのか」など、思わぬ疑いをかけられかねません。

特に、保育園や幼稚園といった、日ごろから着替える習慣がある場所では服の下の痣が第三者の目に触れやすいでしょう。その結果、児童相談所への通報されることになってしまうのです。