各メンバーの「客演での魅力」

――山本さんについてお話が出てきたところで、それぞれの客演メンバーさんについてお聞かせください。まずは山本さんから。

中村「萌花の中で、役者をやるならこうあるべき、というのが出来てきてるんじゃないかな? 自分の中で守りたいラインが出来ていると思うんですよね。」

――去年の夏公演『裏と表とコーヒーフロート』後のインタビューでも、「嫌われるかも知れないけれど、言わなきゃ!と思って厳しいことを言った」とおっしゃってました。

中村「悩みながらも、かなりメンバーにきついことを言ってたと思います。これじゃダメ!っていうのがあるんじゃないかな。萌花は本当に変わりましたよ。」

――では、加藤梨里香さんについてはいかがですか?

中村「梨里香は、もともとキャリアが長いんですよね。これまでに培ってきたものがあまりに大きいから逆にそこで壁にぶつかっていると思います。春の公演では、僕もかなりダメ出しさせてもらいました。すごく上手いんですよ。どうしても、上手っていうところで止まってしまいがちなんです。」

――ああ、自分も梨里香さんのお芝居を見ていてまず感じたのは、歌もお芝居も上手だ!というところでした。

中村「ええ、それはもちろん褒め言葉としてすごくありがたいんです。でも、役者として、それで終わっていいの?って問いかけているし、本人も色々考えていると思います。5月の『LADYBIRD,LADYBIRD』では去年までとはかなり変わった演技をしてきたんですよ。今年が一番良かったんじゃないかな?」

――なるほど、同じ作品を演じていても、どんどん成長していくんですね。

中村「今まで持っていたものを使いつつ、さらに新しいものを増やしていたので、すごく感動しましたね。梨里香は最近、すごくいいですよ。演じることが、次の楽しさにつながっているんじゃないかな?」

――最後に、望月瑠菜さんについてはいかがですか?

中村「最近、客演が増えてきているんですよね。どこにいても、スッと入れる。愛されるんですよ。人を嫌にさせない芝居が出来るんですよね。『ハグ屋』でも、それを活かした芝居が出来ていましたね。」

――自分も、望月さんはストーリーの中で「普通の女の子」になれる役者さんなのかな、と思っています。

中村「瑠菜は、力の抜き方がうまい、とも言えるかもしれませんね。肩の力が抜けているというか…。ダジャレが好きだからかな? ハーベストの中だと田舎者の役が多いけど、アーバンな雰囲気も出せる。田舎者の役って案外難しいんだけど、瑠菜は出来るんですよね。」

――自然体なままいろいろな場所に溶け込めるというのが、客演に繋がっているのかもしれないですね。

中村「なんだか、愛されるんですよね。『Cafe40』を主催された右近良之さんにも、「すごくいい役者さんに出会えました」って喜んでいただけて。流れに乗っていける役者なのかな?外に行って、自分ってこういう役者なんだ、っていうことに、だんだん気づいてきてるかもしれない。そこも含めて、ハーベスト(収穫)ですね。」

劇団ハーベストの素が見られる?! 公開稽古

アクション練習風景 望月瑠菜さん

さて、お次は先日開催された公開稽古「種まけ!公開稽古~2015夏」のレポートです。

劇団ハーベストのメンバーが普段行っているウォーミングアップと、エチュードと呼ばれる即興劇、そして質問コーナーという彼女たちの素顔が見られるイベントになりました。

昼の部・夕方の部と開催されたのですが、昼の部は満員御礼! 昼のウォーミングアップで見せた素顔に思わずこちらも笑顔がこぼれます。