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 時々見かけるサングラスをかけた子ども。「親にオシャレさせられて…視界が悪く歩きにくいんじゃない?」などと思って見ていませんか?

ですが、オーストラリアでは制服にサングラスを取り入れている学校もあるくらい、紫外線から子どもの目を守るためにサングラスが必要とされているのです。

一般的に紫外線対策と聞くと、肌のことが思い浮かびますよね? ですが、目はどうでしょうか。実は皮膚以上に目にも怖い悪影響があるんです。

そこで今回は、南青山クリニックの副院長・医学博士の井手武先生に紫外線による子どもの目への悪影響とその対策について聞いてみました。

子どもの制服にサングラス!! その理由とは

紫外線を吸収してくれるオゾン層が薄いと言われているオーストラリアでは、古くから紫外線対策に力を入れています。

井手先生によると、
「オーストラリアでは紫外線による健康被害予防に向け、1980年代にサン・スマートプログラムが導入され、中でも特に力を入れているのが子どもへの紫外線予防です」とのこと。

サン・スマートプログラムでは、帽子を被らない子どもが校庭で遊ぶのを禁止したり、日光の当たる部分には日焼け止めを塗ることが義務付けられていて、各クラスには日焼け止めが常備されているなど、紫外線対策の高さがうかがえます。

その一環として、制服にサングラスが取り入れられているようですよ。ビックリですよね!

実はあの症状も紫外線のせい!? 意外な子どもへの影響

そもそも、紫外線で子どもの目にどんな悪影響があるのでしょうか?
井手先生にわかりやすく教えていただきました。