「赤外線ランプはこたつで、紫外線ランプは消毒灯などに使われ、後者の方が生体に影響が大きいというイメージは皆様お持ちだと思います」と井手先生。
確かに、消毒灯の青いランプは体によくないイメージがありますよね。
1番わかりやすいのは、海やプールに遊びに行った後、目が赤くなってしまうこと。
筆者は、プールや海の後に目が赤くなるのは、水質や塩素などによるものだと思っていたのですが、実はそれだけではなく、紫外線が原因のひとつなのだそう!
井手先生によると、「水辺や雪面、砂場などでは光が反射して多方向から入っているため、角膜びらん(傷)が生じてしまう」のだとか。
他にも、子ども時代に影響が出てくることは少ないですが、長期的な影響として、白内障が加速するとなんて怖い話も…。
「WHOによると、人生で浴びる紫外線のおおよそ半分は18歳までに暴露されると言われています。」と井手先生。
できるだけ、子ども時代に浴びる紫外線を減らしてあげたいですよね。
子ども用サングラスの選び方と使用方法
では、紫外線予防のためにどのようなサングラスを選べばいいのでしょうか。
井手先生によると、サングラスはJIS規格でその仕様が規定されているのだとか。そのため、「品名(表示名)が”サングラス”となっているものであれば、まず問題ないと思われます。」とのこと。
それ以外のものは”ファッショングラス”と書かれているそうなので、購入するときにチェックしてみてください。
また、レンズの色が濃い方が、効果が高いかな? と思いがちですが、「遮光率が高いものは暗く感じ、逆に瞳が開きがちになるため、見え方の質が低下する恐れがある」と井手先生は言っています。
ですので、使用状況を相談の上、購入すると安心です。
使用方法については、「曇りの日でも紫外線は結構ありますので、外出時に使うとよいでしょう」とアドバイスいただきました。