子どもが夜ふかし気味!どう戻す?
もし、子どもの夜ふかしが習慣化してしまっている場合、どうやって戻すのがいいのでしょうか? 宮田さんに、よりよいやり方を教えていただきました。
1.睡眠時間を記録する
宮田「まずは、現状の子どもの状況をつかむために、睡眠時間を記録してみましょう。できれば、夕方以降の流れ、夕食、お風呂などの時間も記録すると把握しやすいでしょう。記録をすることで、どこを改善すればいいのかが明確になります」
2.寝床に入る時間は毎日一定に
宮田「『寝かせようと思っても寝ない』という理由で、子どもをいつまでも明るいリビングにいさせることのないよう、寝室に行く時間は毎日一定にしましょう。
寝る直前まで明るい部屋にいたり、テレビを観ていたりすることで、寝つきが悪くなる原因になります。5~6歳以降なら、テレビを消す時間などを一緒に話し合って決めてみてもいいかもしれませんね」
まずは現状把握してから、寝る時間を一定にする行動を習慣付けることがポイントというわけですね。
両親の帰りが遅い家庭の工夫
今は両親が共働きで、帰りが遅くなりがちで、夜にバタバタすることがおーい家もあるかもしれません。そんな環境でも、子どもを早く寝させるコツはあるでしょうか?
宮田「共働き家庭の場合、仕事から帰宅後は休まる暇もなく目まぐるしい状態だと思います。
どうしても寝るのが遅くなってしまうご家庭におすすめしている早寝のポイントは、親が帰宅後からの子どもの『夕食』、『お風呂』、『寝室へ行く』時間を決め、毎日一定にすることです。
例えば、『夕食は7時~、お風呂は7時45分~、寝室へ行くのは8時半までに!』のように、行動の開始時間を決めます。すると『その時間までには○○を済ませる!』という行動が明確になり、無駄に時間が過ぎることを防ぐことができます。
子どもが小さいうちは親がしっかりと早寝のリズムを習慣化させてあげ、大きくなってからは子どもと一緒に時計を見ながら『〇時までに○○しようね!競争!』などとゲーム感覚で楽しめたらいいですよね」
一度、帰宅後からの行動を整理して一覧に書き出してみるのもいいかもしれません。その上で開始時間を決めていきましょう。そして子どもと一緒に楽しく習慣化することがポイントといえそうです。
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いかがでしたでしょうか。子どもがなかなか寝てくれないというのは、実は親がしっかりと習慣化してあげられていないのが原因かもしれません。
子どもの毎日の元気や健やかな成長のために、平均的な睡眠時間を確保できるよう、早寝習慣をつけさせてあげたいですね。
【取材協力】宮田 かなみさん
現役保育士、乳幼児睡眠アドバイザー、petapeta-art®アドバイザー
乳幼児期の子育てを「楽しむ」「学ぶ」おやこのお教室 little treeを主宰。「手形アートレッスン」「ねんねレッスン」を神奈川県を中心に定期開催している。夫、娘(2歳)の3人家族。