感情表現上手はかわいい
では逆に、かわいいと言われる女性は、同じ状況でどんな反応をするのかというと、喜びや感動を、ことばと態度で伝えています。
例えば「はじめてのお店のお料理って、すごく楽しみだよね」などと、ポジティブな表現をします。誰でも、自分が選んだお店が、相手の好みに合うかどうは、心配なものです。ですから、最初に「楽しみ」という感情を伝えることで、相手の不安「気に入ってくれなかったらどうしよう」というちょっとドキドキしている気持をほぐしてあげられます。
そして、食事中も「美味しい」「こういう味付けは、はじめてかも！」など、セッティングしてくれた相手に配慮した感想を伝えます。「そんな発言をしたくらいで、かわいいと思われるのか？」と思ってしまいますが、人は案外、単純です。美味しそうに食べる相手を見れば、素直にかわいいと思うものです。
みんな“単純”
あるとき、お客様に誘われて、同僚のホステスの女性と、中華食堂に食事に行きました。その女性は「ここの餃子、最高に美味しい！ ビールがすすむ〜」「この値段でこのウマさ!? 感激」と、とても美味しそうに、パクパクとテーブルに並んだ食事を食べ続けます。
いつも、美味しいものを食べ、舌が肥えているだろう彼女が、高級店でもなく、ちょっとうす汚れた感すらある中華で「美味しい！」と言いながら食べる姿は、お客様だけでなく、私も「かわいいなぁ〜」と、思ってしまいました。私も単純ですが、一緒にいたお客様は「またみんなで食べようね！」と、とっても楽しそうに帰っていきました。
「美味しい」「嬉しい」なんて、どうでもよさそうな、ひと言なのですが、それが、言えるのか、言わないのかで、かわいい人と思われるのかどうかが変わるものです。ポジティブな感情は、積極的に伝えていきたいですね。
アラサーになると、“こだわり”が出て、排他的になってしまいがち。でも、新しいものとの出会いに感動したり、喜ぶ姿は、かわいく映ります。自分のこだわりに固執してイタい人になるより、ポジティブな感情表現ができる、かわいい人でいたいですね。
