2歳差か3歳差かどっちがいい?~年齢差が少ない場合
最初にまとめてみたいのは「1人目と2人目の年齢差が小さいパターン」です。
具体的には2歳差と3歳差について考えてみます。
子どもの年齢差についてマネープラン上注意しなければならないのは、将来の学費負担問題です。
1人目の子と2人目の子が3歳差である場合、「高校と大学の入学年度が同じ」ということになります。中学から私立なら「中学と高校の入学年度も同じ」ということです。
学費負担のうちキツいのは入学初年度です。
日本政策金融公庫の「教育費負担の実態調査結果(2015年2月)」によれば、高校の入学時費用が29万円、大学の入学時費用は102万円となっています。
実際にはその年にかかる学費もありますし(高校60万円、大学142万円)、前年度にかかる予備校や塾の費用もありますから、もっと多く見積もる必要があります。
子どもが2人、高校と大学に通う数年間は家計は火の車になることを考え、計画的に資金準備が必要です。
*産休・育休ママの場合
お金の面では、産休~育休を取得するママさんのキャリアについても少なからず影響が出ます。
2歳差の場合、育休明けでようやくフルタイムに戻し始める頃、また妊娠して仕事をゆるめることになるような間隔になります。
休職空けから休職になる間に昇格のチャンスがある場合、2歳差だと難しいかもしれません。
3歳差の場合も、仕事に本格復帰して感覚が戻ってきた頃にまたお休み、という感じになってしまいます。
ちなみに、産休時に健康保険からもらえる出産手当金や雇用保険からもらえる育児休業給付金は休職する前の給与が計算のベースになるので、短時間勤務のまま2人目産休に入るケースと、フルタイムに戻っていて2人目産休に入るのでは、毎月の受取額が数万円違うこともあります。
この点では3歳差のほうが少し有利です。
子育ての面で考えてみると、1人目がオムツが外れて自分で着替えもこなせるようになれば、かなり楽だと思います。
わが家はギリギリそこまでいかない感じで朝と夜、私が1人目にかかりっきりで対応しています。3歳差ならずいぶん違っただろうなあと思っています。
子どもの年齢差が小さいパターンと関係するのは、不妊治療を考える場合です。
1人目を不妊治療で授かった場合もそうでない場合も、2人目の子作りを考えるときはどうしてもママの年齢が高くなります。
「うちは大丈夫でしょう」と思っていたら何年もかかってしまうことがありますので、不妊治療については積極的に考えてみることをオススメします。