まだないですね。前にも言ったかもしれないけれど、卒業に対して、“さびしい”という気持ちはないです。“さびしい”というより、卒業することが“素敵だな”って思うんです。

昔は、卒業していくことがさびしいっていう気持ちもありました。一緒にやってきた仲間だし、思い出もよみがえってきちゃうから。

でも、最近は、さびしさより“今までやってきたもんね! ”っていう気持ちがあるんです。自分も、頭の片隅に“卒業”という言葉があるからこそ、卒業を決めたメンバーに“よく決断したね”という思いがあって。その勇気が、自分にはまだないから。

卒業できることになって、“かっこいいな”“よかったね。”っていう、いい喜びが大きいです。でもそれは、卒業するメンバーに近いメンバー、例えば、珠理奈にとっては、違うかもしれません。

ずっと2人でSKE48を引っ張ってきたし、SKE48の顔である片方がいなくなるわけだから。“さびしい”“苦しい”“どうしよう”っていう気持ちは、すごくあると思うんです。

でも…私はやっぱり、SKE48は姉妹グループであっても、後からメンバーになったということもあるから。だから、玲奈の卒業に対しては“素敵だな”って。後輩だけど“かっこいいな”って思うんです。

だからなるべく、周りが泣いていても、私は“笑顔で玲奈を卒業させたいな”って思うんです。自分だけは、笑顔で見届けたいなって。

ーー卒業に対して、いつ頃からそう思うようになりましたか?

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