コワモテ侍の斑目久太郎とツンデレ白猫・玉之丞の異色のコンビが観る者を魅了する大人気動物癒し系時代劇の劇場版第2弾『猫侍 南の島へ行く』(9月5日公開)が登場!
今作ではなんと、南の島に漂着してしまった彼らが先住民と海賊とのバトルに巻き込まれて最大のピンチに。さらには玉之丞の恋も描かれるアクション・アドベンチャーになっている。
そして、そこには猫と楽しく旅をするためのヒントがいっぱい!
そのあたりのポイントを、ドラマと映画のすべてで猫たちをサポートしたZOO動物プロの動物トレーナー・北村まゆみさんに撮影時の実際のエピソードを絡めながら教えてもらいました。
猫を飛行機に乗せていいのか、ちょっと心配ではありました
今回の映画のタイトルを聞いて、猫好きの人なら誰もがまず“えっ、南の島? そんなところに連れてって大丈夫なの? どうやって輸送したの?”と思ったに違いない。
筆者もそんな素朴な疑問からぶつけてみました。
「いや~最初は島どころか外国の本当の南の島で撮りたいという話だったんですよ(笑)。
でも、外国になると猫の場合は検疫が大変だし、玉之丞を演じたあなごは17歳(人間に換算すると80歳以上)と高齢だから、それは難しいという話になって八丈島で撮影することになったんです」
いやいや、八丈島は確かに日本だけど、船だと11時間もかかる場所じゃないか。
「そうなんですよ。11時間も狭いケージに入れることになるので、移動直前になって急遽飛行機に変えてもらったんです。
飛行機にもいろいろな動物を乗せてはいるけど、猫の場合は気圧や音がどんな影響を及ぼすのか分からなかったのでちょっと心配ではありました。
ただ、心配していてもきりがないし、実際乗せてみないと分からないこともあるわけで。結果、あなごの場合は何の問題もなくて、全然平気でしたね」
ちなみに、私たちが猫を飛行機に乗せる場合はどんなことに気をつけたらいいのだろう?
「できれば、なるべく小さ目のケージに入れてあげた方がいいと思います。
親心でトイレつきの大きなケージに入れてあげる人もいますが、中には気圧の変化などでパニックを起こしてしまう猫もいて、ケージが広いと暴れたときのダメージが大きくなる恐れがあると思うんですね。
国内だったら長くでも3時間ぐらいのフライトだし、それぐらいなら猫の場合はおトイレに行かなくても大丈夫。
おしっこをしてしまってもいいように、吸収性の高いシーツなどを敷いといてあげればよりいいと思います」
そして島に上陸。