緊張感も楽しみたいです。だって、絶対に、そのときにしか味わえないじゃないですか。どんな場面であっても、同じ緊張って、絶対に二度来ないから。

今、やっとそれを楽しめるような自分になったんだと思います。上海へ行ったりして、日本でも活動できるようになったという喜びもあるから。

すべてにおいて“楽しまなきゃな”っていう気持ちで取り組めるようになったので、自分の鍵となったのは、やっぱり、SNH48の時期なんだなって、いつも感じます。

ーー確かに、自分の中で、“自分のステージ”が上がったと感じていないと、“緊張を楽しむ”とは言えないかもしれませんね。

言えないですね。今まで、言えなかったもん。「緊張を楽しみたいです!! 」とはよく言っていたけど、でも、それは“ただ、その言葉を言いたいだけ”みたいな(笑)。言葉では言ってるけど、実際にはできてなかったと思う。

今は、自分がそれをできてると思えるようになったし、人にもそう言えるようになりました。

ーー“緊張”については、後輩メンバーからも、相談されることがあるのではないですか?

言われます、言われます。「緊張してる。どうしよう…?! 」って言われるから、「楽しんで!! 」って言います。「楽しもうぜ! ミスったら、ミスったときのことだよ! 」みたいな感じで。

これまで、上海のことはもちろん、生の舞台も経験させてもらって、リハどおりにやらなきゃいけないのは分かってるけど、そうならないときも、もちろんあります。

“生だから何が起こるか分からない”という楽しみを持ってた方が、やっぱり面白いなと思うんです。

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