スーパーマリオブラザーズ3(1988年10月23日発売)

ファミコン版スーパーマリオの完成形

『スーパーマリオブラザーズ』の続編となる本作は、初代の基本要素を引き継ぎながらも、多くの新要素を加えパワーアップしている。

特に当時としては最高水準のグラフィックや、ステージ数にして前作の2倍以上というボリューム、さまざまな仕掛けや隠し要素は特筆すべきものだろう。

本作の目的は、キノコワールドの7つの国を回って、クッパとクッパ7人衆に魔法の杖を奪われ、動物の姿に変えられてしまった王様を助けることだ。

完成度が高く人気を集め、国内の販売本数は約384万本で、ファミコンソフトとしては『スーパーマリオブラザーズ』に次ぐ2番目の記録となっている。

スーパーマリオランド(1989年4月21日発売)

シンプルで奥深い、マリオ初の携帯機タイトル

初代ゲームボーイ本体と同時発売された本作は、基本要素を『スーパーマリオブラザーズ』から引き継いだ横スクロールのアクションゲームだ。

甲羅を蹴って敵を倒すといったアクションがなく、エリアも計12しかないシンプルなつくりだが、十分やり込める面白いゲームだった。

また、マリオの宿敵クッパが登場せず、タタンガという宇宙怪人がラスボスとなっている。

スーパーマリオワールド(1990年11月21日発売)

高性能ハードで進化したスーパーファミコン版マリオ

スーパーファミコンと同時に発売された『スーパーマリオワールド』は、スーパーマリオシリーズの4作目にあたるタイトルだ。本作は、バカンスに向かった「恐竜ランド」で、クッパにさらわれてしまったピーチ姫を救出することが目的となっている。

新しいハードの性能を活かしたグラフィックとサウンド、適度な難易度にやりこめる隠し要素などのバランスが取れた本作は、スーパーファミコン史に残る大ヒットとなった。

のちにゲームボーイアドバンスに『スーパーマリオアドバンス2』としてリメイクされている。こちらは1人専用になるなど、内容に若干の違いがある。

スーパーマリオUSA(1992年9月14日発売)

独特のゲーム性をもつ、ファミコン最後のマリオシリーズ

『夢工場ドキドキパニック』を海外に輸出する際、キャラクターを差し替え『SUPER MARIO BROS. 2』として発売。これを逆輸入したのが『スーパーマリオUSA』だ。

ゲームシステムがマリオシリーズと大きく異なるため、シリーズのなかでもひときわ異彩を放つタイトルとなっている。