本性は非常時にバレる。筆者が長年、男女のエピソードを見聞きして出した結論です。
恋人との喧嘩で、相手をボロボロに傷つけて再起不能に陥らせるひともいれば、お互いを尊敬し合ったまま別れたひと、何十年も昔の夫、妻、恋人を恨み続けているひと……。いろんな人のいろんなエピソードを聞いていると、喧嘩や別れには作法があるようです。
今回は、恋人との喧嘩や別れ方でわかる本性と、別れの作法についてお届けします。
本性は非常時にバレる
喧嘩になったとき、別れ話を切り出したとき、または切り出された時、人の本性が見えます。仕事でも、トラブルが起きたときの対応で、その人がどんな人だかわかりますよね? 人間関係も同じです。
例えば、別れ際に、恋人を罵り傷つけ、去っていく女子は「あいつ、ああ見えて、ほんとは怖い女」なんて、元恋人に言われ続けることになりますが、彼女の本性は“怖い女”ということに決まってしまいます。
筆者は、そんな風に思われるのが嫌なタイプ。ネットに書き込めば、一瞬で世界中に悪女として名を轟かせることができる現代です。黒歴史になるようなドロ沼劇を、自分で作り出していないか意識したいもの。
さらに、筆者は、“生き霊”や“念”など、目には見えないモノを信じているので、別れ際に恨みを買って、別れた後も相手の念なんかにまとわりつかれるのも怖い。ですから、喧嘩するのも、別れるのも、できるだけ穏やかにしたい。
わざと相手を傷つける必要はない
でも、平穏にいくわけがないのが、喧嘩と別れ話。例えば、相手を「これでもか!」というくらい傷つける、悪意の塊タイプの人との喧嘩は身に堪えます。相手が傷つくことばを吐き続けて、相手の心をへし折ることで満足するという恐ろしい人です。
友人のA子ちゃんは、結婚に踏み切れない彼と喧嘩になったときに「マズい料理しか作れないお前と、一生一緒にいる決心はできない」「掃除も洗濯も完璧にできない女と結婚できるわけないだろ」と言われたそう……。喧嘩とはいえ、彼女が傷ついたことは間違いなく、彼から謝罪があったそうですが、信頼を取り戻すのは難しいですよね。
喧嘩しているから、別れるから、相手を傷つけてもいい……なんてことはないのですが、喧嘩中や別れ話の途中はやってしまいがちです。