“子どもを守り”過ぎる
転ぶ前から手を差しのべ、喧嘩になる前に止め、他の子に何か言われたりされたりしたと言っては、相手や学校に文句を言いに行く。
親は子どもを守っているつもりでしょうが、これでは、子どもは精神力の弱い、親の助けがなければ何もできない依存心の強い子に育ってしまいます。
痛い思いも、辛いとか悲しいという思いも幼児期には必要です。それで免疫ができ抵抗力がついていくのです。
親が守ってあげられる時期だからこそ、痛い思いや辛い思いをさせることができるのです。
そこを勘違いしないようにしましょう。
“心配”し過ぎる
大人しい子やシャイな子を持つと、親は、自分がついていなくて大丈夫かしらと心配になりますね。
それで、ついそばにいて、「ちゃんとできる?」「だいじょうぶ?」「一人でできる?」と不安げに子どもに聞いてしまいます。
子どもは本当は一人でできるのに、親からそう言われると、自分にはできないのかも、自分のやり方は間違っているのかもと不安になってしまいます。
親が心配し過ぎると、いつも不安を抱え、心配性で神経質な子になってしまいます。
フォローしてあげることも大切ですが、まずは子どもを信頼してみましょう。
いかがですか?
幼児期に、子どもが親を尊敬できるような、健全な親子関係を築いておくことが大切です。
そうすれば、思春期に反抗期があったとしても、切れた風船のように、手の届かないところに行ってしまうことはありません。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言います。
塩も砂糖も、身体に必要なものではありますが、取り過ぎると身体によくありませんよね。
同じように、甘やかしも期待も保護も心配も控えめがいいのです。