家事の負担を減らす方法はたくさんある

4.料理するのも工夫すれば大丈夫

赤ちゃんのときは昼夜問わず泣きますから、その都度適切なお世話が必要になりますし、乳児から幼児になっても、もっと成長してきても子どもから目が離せないのには違いありません。

赤ちゃんならおっぱいやミルクを、小さい子には食べられる食材の薄い味付けの料理を、おとなの食事とは別に用意するもの。

ですが、時間に追われているワーママにとって、のんびりと食事の支度をしている余裕がない人がほとんどです。

そんなときは日持ちするおかずを週末に一気に何品も作って保存しておくと便利です。おとなの食事の用意をまとめて整えておくことで、毎日の料理の時間は節約可能。夫婦で家事を分担するのも手です。

もしくは、冷凍食品を取り入れたり、時短料理のレパートリーを増やしたりするのもいいでしょう。無理をしない範囲で、工夫していけるといいですね。

5. 便利な宅配業者を利用する

自炊できるときは、栄養バランスや好みの食材を使った食事を用意できるといいですが、時には料理をするのさえ大変な時期もあるでしょう。

そんなときは外出の際、お弁当を買ってきて、料理を作る手間自体を省くのもいいかもしれません。

もしくは、とくに赤ちゃんのいるワーママやお子さんの多いご家庭などは、安全な食材を自宅まで届けてくれる生協の宅配「パルシステム」、一部で展開されているスーパーマーケットの配達サービスなどを利用する人も多いようです。

料理に限らず、家事全般をひとりで行うのが難しいときは、家事代行サービスに依頼するのもアリ。業者によって、1時間あたりの金額やサービス内容が異なります。

最終的には職場環境を見直してもいい  

6. いまの仕事が大変なら異動を希望する

フルタイムで働いている場合は、会社の「時短勤務制度」を利用したいところです。

いま任されている仕事内容によっては、どうしても時短ではできないことなのか、どうにかやりくりできることなのか、仕事と家庭の状況をよく確認しましょう。

子どもの年齢や個性によって、どのくらい育児に集中することが必要になるかは、各家庭でかわってきます。

同じようにワーママが働いている職場でも、それぞれ事情は異なるので、人と比較せずに自分だけの選択眼を持って行動できるとベストだといえます。

自分でもいろいろな努力をした結果、それでもまだいまの職場の部署では大変な場合は、部署異動を相談してみましょう。 

7. 改善できないなら転職も視野に入れる

ワーママとして勤務していると、子どもが急にお熱を出して早退することになったり、看病で有給休暇を使い果たしてしまったりすることもあります。

たとえフルタイムではなく、時短勤務制度を利用しているとしても、それでも仕事と家庭のバランスをとるのはなかなか大変です。

ワーママとして仕事と家庭をうまくまわしていけるなら、それに越したことはないでしょう。

ですが、努力をしても改善できないことが職場にある場合は、思い切って、転職することも考えてみてもいいかもしれません。

もしも転職を視野に入れるときは、いまよりも働きやすい職場なのはもちろんのこと、自宅の近くで通勤時間のかからないところを探すなど、より負担を軽くできる会社が見つけられるといいですよね。

子どもがある程度大きくなるまでは、ワーママとして乗り越えなければいけないシーンがいくつもあるでしょう。

時にタフに、時に脱力しながら、かけがえのない日々を前向きに過ごしていきたいですね。これからも、すべてのママたちにエールを贈ります。

大阪生まれ。出版社勤務後、ライター&編集者として独立。エッセイ本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)2024年4月1日発売。音楽、日本・韓国などのドラマやTV・映画といったエンタメから恋愛・婚活・育児など女性向けジャンルを手がける。公式サイト