男性は女性が思っているより器が小さいです。「そんなことない。彼は寛容で器が大きいわ」と思っていても、上手く顔に出さないようにしているだけであって、ショックなときは本当は気落ちしていたり、かなりヘコんでいる場合もあります。
とくに、これからご紹介する話は、落ちこんだり腹を立てたりしますので注意してくださいね。
彼の前で他の男性をほめるのはダメ
男性は他人がほめられると、ほめられていない自分のことを「けなされた」と思ってしまうようです。面白くない気分になるどころか、自分のことを悪く言われた気になるのです。
たとえば「おまえはダメなヤツだ」と、他人をけなしている場面に居合わせたとき、何も言われていないない自分は、なぜか「君は出来た人間だ」と、不思議にほめられているような気分になりますよね。
これは、心理学用語で「暗黙の強化」と呼ばれているそうです。女性もその気持ちにはなりますが、男性ほどではないようです。
状況別 女の発言・男の反応
世間話の「Aくんって面白いよね」には「あなたは面白くない」と取ります。彼の心の深い部分では「自分は面白くなくて悪かったな」。
「すごい、営業部のBさんって今期達成したんだね」は「あなたはいつ成功するの?」と取ります。そして「どうせ才能ないよ、仕事もできません」。
「Cくんってグルメみたい。イタリア料理のお店によく行くんだって」は「あなたはそんな店に行かないよね」。彼は「オシャレじゃなくってすみませんね」とひねくれてしまいます。
「Dさんは株のことに詳しいんだよ」は「あなたは株のこと、知らないんだね」……。
そんなふうにネガティブな方向に取ってしまうのです。
しかもその対象は広く、身近な人だけでなく、彼女のあげた名前が直接知らない人でも、有名人でもその気持ちがするそうです。
確かに私たち女性も、彼がテレビの中の女優さんを「キレイだ」と言っていたら、なんとなくイヤな気持ちになります。女性なら「私はキレイじゃないの?」とすねたりできますが、男性はプライドがあるのでそうもいかないようです。