昔の彼の話をするのはダメ

とくにエッチに関する話はNG。男性なのでエッチな話は興味津々の顔で聞いてきますが、実際に聞いてしまうとよけいなことを考えたり、想像して腹を立てたり、前述の“暗黙の強化”により「比べられている」と思います。

必要以上に昔の彼を悪く言う必要なありませんが、よく言う必要もないですね。つまり、聞かれたらサラッと流す。「昔のことなんて忘れちゃった」くらいにあっさりした態度でいましょう。

ときどき「なんでも話してね」という男性がいますが、真に受けないようにしましょう。
「そんなこと言う自分、大人でカッコいい」と単純に思っているだけで深く考えていません。いろいろと聞いてしまうと情報の量がたくさんすぎて、彼の器が受け止められないことがよくあります。

男友達の話題を必要以上にするのはダメ

仲がよいだけで嫉妬したり卑屈になります。「あの男は誰?」と、ただSNSで絡んでいる相手にも嫉妬するのですから、昔からの男友達なんてもっと嫉妬するでしょう。
普通にしていても「うれしそうな顔だった」「いつもと違う態度だった」と思い込むのですから。

彼とラブラブ状態になったとき、男友達と疎遠になる人とならない人がいます。ならない人は、男友達とは二人きりで会わない、遅い時間まで遊ばないなど健全な態度でいたほうが賢明です。自分の心の持ちようが疑われるだけでなく「いったいその男はなんなんだよ!」と男友達の人間性も疑われてしまいます。

そんなことでケンカするなんてばかばかしいですから、きちっと線は引いておきましょう。男友達の存在を隠したり全く話をしないのもおかしいですから「向こうにも恋人がいる無害の知人」くらいに思わせておいたほうがいいですね。

「とにかく自分以外の男性の話はイヤ」と思っていた方がいいでしょう。男性は、他人より優れている・抜きんでていると思っていたいし、そうありたいのです。

深い意味はないけれど、他の男性をほめたりしたいときがありますが、わりとめんどくさいのでほめたりはせずに、淡々と事実だけを言うほうがいいですね。

たえなかすず:歌人。短歌を詠むことが好き。ブラブラとOL時代を送ったあと結婚し、二人の娘の母になった恋愛コラムニスト。他恋愛サイトでも連載中。昭和マニアなのでいつも昔に思いをはせています。恋愛の話と面白いネタに食いつきます。趣味は映画観賞とマラソン。