おもちゃは、五感を磨き、コミュニケーション能力を養い、夢を育ててくれるもの。
その手助けができるよいおもちゃ=グッド・トイを遊びの専門家「おもちゃコンサルタント」が選出する「グッド・トイ2019」の受賞おもちゃが発表されました。
「グッド・トイ2019」は45点が受賞!
東京おもちゃ美術館を運営する認定NPO法人「芸術と遊び創造協会」が、自分で遊びや楽しみを発見しながら思いっきり遊んだ人は、感じる力、考える力、チャレンジする力を持てる…そんな人が増えてほしいという願いのもと、親や祖父母がおもちゃを選ぶ際の目安をつくろうと始めたおもちゃの受賞制度が「グッド・トイ」です。
今年で34年目を迎える「グッド・トイ2019」では、日本のおもちゃ、海外のおもちゃ、木のおもちゃ、カードゲームなど、バラエティ豊かな45点が受賞しました。
受賞おもちゃ発表
グッド・トイ大賞
「グッド・トイ大賞」に輝いたのは、“アーチレインボー”(グリムス・シュピール社/株式会社ブラザー・ジョルダン社)です。
表面が滑りにくいハンの木でつくられていて、積みやすくフェルトのようなあたたかい感触を持つ積み木です。約10年前から販売され、玉の道にする、シーソーにするなど遊びの発展性があることが支持を集めました。
保育士・服部 雪絵さん推薦コメント
「とにかくあそび方が無限大のおもちゃ。見た目はシンプルだが、子どもたち一人一人の感性で、トンネルにも道路にもシーソーにもなる。奥行きがあるので他社の白木の積み木やジーナ社ベビーキューブ等との相性もよく、さらにあそびが広がる。時が経てば経つほど、あじわいが出てくる色合いも素敵。」グッド・トイ2019公式サイト
林野庁長官賞
「林野庁長官賞」を受賞したのは、“おうちごっこ”(寺内定夫の木のおもちゃ てのひらえほん)です。発売から40年以上にわたり、国産のセンの木を使って職人の手によってつくり続けられています。
ドア・窓・壁の3つを自由に配置して、自分だけの遊びの空間をつくることができ、想像力次第で無限の広がりを生むおもちゃです。
その他にも木でできたゲームやおもちゃ、積み木などをはじめとした、感触を楽しみ、発想力を育んでくれそうなおもちゃなどが受賞しています。詳しくは「グッド・トイ2019」の公式サイトにて、ご確認ください。
受賞したおもちゃは、「東京おもちゃ美術館」の専用展示室のほか、各地への巡回展、秋田・山口の姉妹館での展示など、全国各地で多くの親子が手に触れ遊ぶ機会が作られるそうです。
遊び方が決まっているおもちゃも、もちろん楽しいもの。
さらに、遊び方に決まりのないおもちゃは、たくさんのことを体験し、考え、吸収することができるおもちゃは創造性をグッと広げてくれます。
大人がおもちゃを選んであげる時には、是非、そんな視点で選んであげてはいかがでしょうか。