えっと、次はなにやるんだっけ。
ものの名前がすぐに出てこない・・・。
もしかしたら、最近「もの忘れ」が気になるなんて人もいるかもしれません。
確かに年齢を重ねれば、脳の老化などが理由で「もの忘れ」が多くなることもありますが、その原因、実は「加齢」や「脳の老化」だけではないようなのです。
今回は「もの忘れ」の原因やもの忘れを防止する方法について、ご紹介します。
もの忘れを引き起こす原因とは
「もの忘れ」というと、年齢を重ねたことの象徴のようにいわれることが多いのですが、それだけではないのをご存知ですか?
もの忘れの原因として、大きく考えられるのが以下の5つ。
- 脳の老化
- 偏った食生活
- 睡眠不足
- ストレス
- 病気
冒頭でも述べましたが、「脳の老化」も大きな原因の一つです。でも、年齢がで若くてもさまざまな原因によって「もの忘れ」は起こりやすくなるというのです。
その中でも、今回は、特に睡眠不足や偏った食生活についてスポットを当てて、ご紹介してみたいと思います。
睡眠不足でもの忘れ?
睡眠不足や良質の睡眠がとれていない場合、そうでない人に比べてもの忘れが多いといわれているのだそうです。その理由は、人間は寝ているとき、その日に使った脳や肉体の疲れを回復させるからです。
つまり、質の高い睡眠を取れないと、体の疲れはもちろん、脳が記憶の整理や脳細胞の修復などを行うことができないというわけなのです。
また、睡眠不足は脳の大切な器官である「海馬」を衰えさせる大きな原因となります。目や耳からキャッチした情報は大脳皮質に送られ、その後、一時的な保管庫である海馬で保存されます。脳内でも「記憶」に関係する海馬が衰えてしまうと、短期記憶が難しくなり、新しいできごとが覚えられないといったもの忘れにつながってしまうのだそうです。
ちなみに、海馬は、脳の中でもデリケートな部分なので強いストレスなどでダメージを受けてしまうことも。さらに、睡眠不足で脳細胞が修復できない状態が続くと、脳の働きが低下してしまう可能性が高くなります。